合縁奇縁

根がオタクなんです

推しさんが演じた「永遠のセンパイ」まとめてみました

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遅ればせながらどころじゃない、無事開幕しましましたね。

私が病んでいるうちに、推し様はしっかり革命していました。

 

暖かい日が続いたかと思えば突然寒くなったりと、寒暖差に振り回されている気がしますが、みなさまお元気でしょうか。

そんな気温の変化もあってか、5月って少し鬱気味になりますよね。

私事ではありますが、4月から環境ががらりと変わりまして、特に連休が明けてからは怒涛の毎日を過ごしております。

 

レミが始まったおかげもあってか、相葉さんのお名前で当ブログにお越しいただいている方が結構いらっしゃるみたいで、これはダイマをしろということだと、本タイトルで記事を書き始めた次第です。

本当はレミゼの記事を書かなければいけないんですが。

 

 

それでは!

本エントリーで3回目となりました、「まとめてみました」シリーズ〜〜〜!!!🎉👏👏

 

コテコテのテニプリ世代の私と同じ時代を生きた方なら、体育の時間にブーメランスネイクを真似した気持ちも、毎週木曜日に朝学校で前日のアニプリについて「不二先輩かっこよかった〜!」とクラスではしゃいだ気持ちも、わかっていただけることだろうと思います。

テニスの王子様という漫画は、それまでの"高貴なお金持ちたちのスポーツ"というテニスのイメージを大きく変え、世の少年たちに「テニスって"かっこいい"スポーツなんだ!」と思わせた、テニスブームの火付け役と言っても過言ではありません。

 

そんな私も、いつの間にか不二先輩より歳上になり、榊太郎(43)を超えてしまう日もそう遠くはないのだと思うと若干鬱になりますが、それでもどういうわけか、彼のことは「先輩」と呼んでしまう。

そんな、"永遠のセンパイ"でお馴染みの、テニスの王子様より、天才・不二周助

テニプリ好きな女子=不二が好き!

だと、どうやら世間では思われているようで・・・ただ、それだけ不二周助というキャラクターは「モテる」「イケメン」などなど、原作を未読の方でも人気があるということだけはわかるという、ポジティブなイメージを持たれているんだろうと、想像できます。

 

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新テニスの王子様 10/許斐 剛 | 集英社コミック公式 S-MANGA

 

テニプリが起こしたテニスブーム真っ只中に不二先輩を演じたのが、相葉さんだったのではないでしょうか。

実写映画もありましたしね。

2005年の山吹公演から出演され、2007年の立海公演で卒業されました。

卒業後の2008年、諸事情でまた不二くんを演じることになるのですが・・・

出演公演回数で言うと、1stの青学レギュラー陣の中では一番多いんですよねぇ。

 

ただ、実を言うと、好きになるまではお顔はそんなに不二先輩に似ていると思わなかったのですが、ちゃんと見るとめちゃくちゃビジュアルも似ていることに驚きました。

微笑みのときより、開眼したときです。

庭球浪漫のカレンダーなんて、完全に相葉さん。

 

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そんな、相葉さんにとって今でも大切な役であろう不二先輩を、演技のアプローチの変化とともに振り返りたいと思います。

今更私なんぞが語るような作品でもありませんし、知識不足で盛大に勘違いをしている解釈もあるかもしれません。

それでも構わないという方はお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

in winter 2004 - 2005 side 山吹 feat. 聖ルドルフ学院 〜はにかみシャイボーイ期〜

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全然目線を上げないのが、可愛くて仕方ありません。

レギュラージャージぶかぶかなの、可愛いがすぎて苦しくなります。

前公演のKIMERU様は不二周助(戦闘力53万)みたいな不二くんだったので、余計に可愛らしく純朴に見えます。

 

推しさんを抜きにすると、ストーリー展開や演出・楽曲は山吹公演が一番好きなので、個人的には一押しです。

遠藤さんは、歴代リョーマくんの中でも一位、二位を争うくらい好きです。

リョーマくんって、基本的には"かわいい"イメージがあると思うんですけども、私がまだリョーマくんより歳下だったとき、やっぱり越前リョーマは"かっこいい"存在でした。

遠藤さんのリョーマくんを見ていると、不思議と当時の気持ちが蘇ってきます。

何でしょう、あの正義のヒーロー感・・・

勇気 VS 意地からの展開、めちゃくちゃアツくて滾ります。

遠藤さんとプライベートでも仲の良い、堀尾役の石橋さん。

「マッチポイントだ!行け越前、あと1ポイントで優勝だ!」リョーマくんに声をかけ、無言で頷くシーン。

二人の関係性を知っていると余計に涙がダバーーーなりますね。

 

推しさんのここが見どころ

山吹戦はダブルスで出場し、あっさり負けてしまうので、見せ場はリョーマくんとの試合です。

「ぜひ、戦ってみたくなったよ」からの相葉さん、すーごい不二先輩です。

「僕に勝つのはまだ早いよ」の台詞も、めちゃくちゃ童心がくすぐられる言い方だと思います。

甲斐田さんの素敵ボイスが頭をチラつきます。

 

 

The Imperial Match 氷帝学園 〜少年らしいやんちゃな思春期〜

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一番くり返し見た作品。

楽曲も、演出も、大大大好きです。

結局全公演こう言ってる気がしてきた。

 

初めて見たときの、あの衝撃は忘れられません。

本っっっ当にびっくりしました。

理想の氷帝が具現化したような、あのビジュアル。

歌にしても、加藤和樹様という圧倒的支柱があるからか、それに引っ張られる形で全員歌える学校でしたね。

 

なんと言っても相葉さん、城田さんと並んだときの身長差・体格差がめちゃくちゃ可愛い。

山吹公演では、城田さんもまだあどけなさが残る佇まいですが(それでも同年代の子と比べると一回りも二回りもがっちりしてる)、氷帝公演ではもうすっかり大人の男性でして・・・青学ナンバー1、2のシンメ感がすごく良いです。

まだ少し俯きがちで、カワイイ。

自信持って!目線上げて!って声をかけたくなってしまいます。

 

推しさんのここが見どころ

やっぱり、トリプルカウンター・白鯨の初お披露目、S2でしょう。

S3で両者棄権した後の「タカさん・・・」でいつも笑ってしまう。

まるで形見のようにラケットを拾い上げるあのシーンだけ見た方は、「タカさん・・・🙏」と変換されることでしょう。

そして本邦初公開、強烈なバックスピンと風によって自分のコートまで戻ってくるというミラクルショット、白鯨。

「さぁ もう一球いこうか・・・風の止まないうちに」の名台詞は、その必殺技をさらに際立ててくれました。

演出もずるいくらいかっこいいです。

個人的には、この試合はジローちゃんのソロあっていいやん・・・と思っていたので、サー氷嬉しかったです。

 

 

The Imperial Match 氷帝学園 in winter 2005 - 2006 〜頼れるお兄さん期〜

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Do your Best!の入りの演出が、再演では少し変わりました。

相葉さんのソロパートも、顎が上がり前を見据えていて、全体的に初演よりみんな台詞に感情がこもっています。

「再演」だということを、きちんと意識した公演です。

 

推しさんのここが見どころ

手塚の横にちょこんと座っていただけのオトコノコが、頼れる青学No.2になりました。

それどころか「さぁ もう一球いこうか・・・風の止まないうちに(暗黒微笑)」なんてサイト全盛期のオタクが発狂しそうな言い回し。

ちょっと、今の相葉さんの片鱗がありますよね。

 

テニミュが誇る名曲『あいつこそがテニスの王子様』では、初演との成長っぷりに驚かされます。

相葉さんに限らず、見比べると本当に面白いので、おすすめです。

「あらゆる人を・・・」からの相葉さんソロタイムは、手塚とワンセットのように寄り添っていた初演とは違い、一人で凛と立つ美しさに思わず見とれてしまいます。

顎をしっかりあげて歌い上げる姿、本当に素敵です。

 

 

Advancement Match 六角 feat. 氷帝学園

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六角公演も、ストーリーや楽曲等、総合的に見るとすごーく好きな公演です。

初代六角も初代氷帝も大好きなので、個人的にはすごいオイシイです。

もともと、ドリライ3rdで相葉さん以外の二代目青学が卒業し、六角公演では相葉さん一人が三代目を引っ張って行く立場になるはずでしたが、急遽ピンチヒッターで鯨井さんが出演されると決まってからの、相葉さんの安心しきったお顔が印象的でした。

やっぱり不安だったんだろうなぁ。

 

推しさんのここが見どころ

六角戦は、不二くんは菊丸英二くんとのダブルスで出場します。

D1は、いっちゃんこと樹希彦くんのシンカーでスマッシュが無効化されてしまうため、不二くんの必殺技・燕返しが生きる試合になるのですが、そのフォームがものっすごい美しいです。

やっぱり三代目を引っ張っていかなければという責任感からか、自信に満ち溢れています。

あのはにかみながら俯いていた少年が・・・ウウッ

 

 

Absolute King 立海 feat.六角〜First Service

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私はどういうわけか、リアルタイムでテニスを読んでいたころの、氷帝学園の記憶があまりなくてですね・・・やっぱり立海の印象が強いんですよね。

恐らく幼心に、切原赤也くんがすっっっごく怖かったんだと思います。

今だと全くそんなことは思わないんですが。

アニメだと、人をボコボコにすることを楽しむ、極悪非道人のように描かれていたので、余計に。

 

推しさんのここが見どころ

不二先輩特有の"儚さ"みたいなものは、一切ありません。

ガシガシ踊るし、ガシガシ歌う。

体型も完全に大人になり、がっちりした肩と長い首の上に、びっくりするほど小さなお顔がちょこんと乗っています。

 

そしてサボテンの日替わり。

相葉さんの不二が「黒い」と言われる所以は、この日替わりのせいなのではないでしょうか。

私は、相葉さんってコメディセンスが抜群にあると思っているんですが、そのセンスを構成しているのが、相葉さん独特の「間」なんですよね。

普通、間って怖いものなので、なるべく間を作らないように喋り倒しちゃうものなんですけど、相葉さんは間を恐れない。

「なんでしょうね〜・・・」とか前置きして、その後に持ってくる言葉のチョイスも秀逸。

 

ともあれ、試合がないので、あまり見せ場がないのが寂しいです。

16歳から出演して、20歳のここにきてやっと、初めてソロ曲をもらったというのも、相葉さんの歌唱力の評価が"ソウイウこと"だったんだろうなぁとお察ししてしまいます。

 

 

Absolute King 立海 feat.六角〜second Service

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すごい。

手塚と不二の電話シーン、テニスオタクとしてもすごく好きなシーンなのですが、南さんと相葉さんだと、全く萌えないの、すごい。

単体で見ると、南さんめちゃくちゃ理想の手塚なんですけど、相葉さんとのバランスが私の思う「手塚と不二」っぽくはないです。

このころ、相葉さんもすっかり男らしくなられて、手塚と不二が並んでいても、体格差はほとんど感じません。

 

推しさんのここが見どころ

「ここからが…俺たち」のダンスが好きすぎて、全景映像を何回見たことが。

不二&切原戦は、原作でも大好きな試合です。

相葉さんもこの試合できて、嬉しかっただろうなぁと思います。

そしてお相手が、大河さんでよかった。

初めて、試合の駆け引きやスリルよりも勝利に固執し、そして何より"チームのために"と言う気持ちを見事勝利へ繋げることができた、不二周助にとって大切な、テニス人生の転機となる試合です。

大河さん演じる切原赤也のボールを頭に喰らい、倒れる相葉さんはほんっとうに美しい。

相葉さんは、倒れる演技をやらせたらピカイチだと思います。

アンジョルラスの最期も、大大大好きです。

体を捻りながら落ちる、アレ。

 

そして何といっても卒業挨拶。

以下、文字起こしです。

 

はい、とうとう、僕ですか。

えー、二代目・三代目、不二周助役、相葉弘樹(裕樹)です。

えーと僕は・・・16歳のときから、のときに、オーディションを受けて、約三年くらいですね、この舞台に、立たさしてもらったんですけど・・・

ほんとにたくさんの思い出ができて・・・で、二代目が、DreamLive3rdで卒業し、僕が、二代目の、想いを引き継ぎ三代目を引っ張っていくという、立場になって・・・

初めはすごく不安で、「相葉できんのか?」みたいな、「相葉に・・・任せて大丈夫かな」みたいな感じのこと言われてたんですけど・・・

今こうして、三代目が卒業する、ってことになって、ほんとに立派な、青学レギュラー陣に、なんか僕が言うのもアレですけどほんとに・・・ね。

僕なんかよりずっとずっと成長しちゃって・・・ね。

嬉しいし・・・悔しいです。

なんでしょうね・・・もうこの、青学レギュラージャージを着て、舞台に立てないってのはほんとに、すごく残念です。

でも、柳下大が、次は僕の、次は、ね・・・任せてるから・・・

僕らの想いを引き継いで、四代目に、伝えてくれると信じてます。

・・・えー、ほんっとに、ほんっっとに寂しいです。

んー・・・次の不二やる人は・・・大変かと思いますが、僕を超えれるように、頑張ってもらいたいですね!

えー・・・へへ、あー・・・やぁー・・・ね、なんだろう、何てまとめようかな。

ほんとにもう、二代目も大好きだし三代目も、大好きですファンのみなさまもスタッフのみなさまも大好きです!

ありがとうございました!

ミュージカル『テニスの王子様』Absolute King 立海 feat.六角 ~ Second Service - MARVELOUS!

 

 

THE・相葉ワールド。

 

二代目の卒業公演で「俺も頑張るから」と、明らかに大丈夫じゃなさそうな顔で言った人とはとても思えない、自信に満ち溢れた華々しい卒業挨拶です。

 

 

Imperial Presence 氷帝 feat.比嘉

 

相葉さんおかえりなさい公演。

手塚役の馬場さんが、これまたすらっとした方なので、ベンチでも隣になるときは若干低く見えるように座る相葉さんが印象的です。

全国氷帝は、いろんなバージョンがありますが、どの跡部様も好きです。

個人的には、1stでは5代目が一番好きな青学なので、5Bは見ていて楽しいですね。

井上さんの「井上正大のこの夏・・・完成だ!」テニミュ史に残る名言だと思います。

 

推しさんのここが見どころ

ガシガシ踊るしガシガシ歌うのに、不思議と儚い不二先輩。

"男感"があまりなく、不二先輩らしい中性的な印象があります。

THE TOPのダンスが好きすぎて、全景ひたすらに見ましたね・・・

試合がないので、やっぱり相葉さんの声量の凄さが炸裂するヘビーレインを見てほしい。

 

ちなみに、ヘビーレイン(仮)を見たいという方はこちら。

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もちろん私は、

戦闘力53万の不二先輩も好きですし、

いつも穏やに微笑む頼れる不二先輩も好きですし、

宝塚男役のように見目麗しい不二先輩も好きですし、

キャラクターのような二次元っぽさがある不二先輩も好きです。

 

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さて、みなさまのお好みの不二先輩はどちらでしょ〜うか、なんて。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

何かございましたら、お気軽に繭 (@maau_AienKien) | Twitterまでお願いいたします。

 

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列に入った後は、これまた相葉さんお得意のやつ。

楽しみです、すごく。

初恋の人が逮捕されて芸能界を引退するらしい

 

 

タイトルの通りです。

名前は伏せますが、わかる人にはわかると思いますが、私が芸能人で初めて好きになった方が、芸能界を引退するらしい。

アイドルとして、歌手として、役者として・・・彼はこういう形で芸能人生を終えるのか、と思うと、懐古の念で頭がどうにかなってしまいそうになります。

 

彼の持つ、"危なっかしさ"みたいなものが、大好きだった。

気分にムラがあって、体が弱くて、顔色が良くない日もある。

喘息持ちで、ダンスも歌も思い切りやると、死にそうなくらいしんどいときもあったみたいでした。

浮腫んだ顔で、俯いたまま覇気のないダンスを踊る彼を、何度も見てきました。

ただ、そんな彼が、大好きだった。

感受性が豊かで、メンバーにもよく涙もろいと言われていた彼。

楽しいときは大きく口を開けて笑って、感動したときは脇目も振らず泣いて・・・素直で繊細で自然体な彼は、「守らなければいけない」と思わせる、危なっかしい美しさがある。

短所と長所が共存する、本当に不思議な人でした。

 

 

冬の寒い日でした。

野外ライブ直後の、舞台横。

メンバーの一人のお兄さんが、自分の手を息で温めたあと、彼の冷たくなった手を包んで、祈るように温め始めたのです。

それを見て私は、確信しました。

彼は、人を"そういう気持ち"にさせる、不思議な人間なのです。

本当に、何というか、愛されるために生まれてきたような、そんな人でした。

 

ただ、その数年後に、彼の(彼を含む複数名の)行動で、そんな優しいお兄さんをひどく傷つけるような事態になり、私はこれ以上彼にはついていけないと、応援するのを断念しました。

簡単に申し上げますと、グループが分裂し、その「推しがいる方」ではなく、「人として道理が通っていると感じた方」を応援しようと、心に決めたのです。

 

ただ、それもなかなか茨の道で、私みたいな一ファンですらボコボコにされる、恐ろしい時代でして・・・

前に述べた、「『人として道理が通っていると感じた二人』が好きだ」とネットで公言するだけで、ボッコボコのバッキバキに叩かれる、狂った時代がありましてね。今では考えられませんが。

当時はまだブログ全盛期で、その後すぐTwitter人口がドバッと増えるんですけれども、私以外にも私と同じスタンスの方で、それはそれは毎日ファイヤーしているブログもありました。元は同じものを追いかけていたものだから、余計に厄介なんですよね。本当に、毎日議論・討論というか、もうバトルでした。

当時はアドレナリンが出ていたからか、あまり実感していませんでしたが、今思えば、しんどかったですね、一丁前に。

つらかった。悲しかった。

自分のことのように、何度も怒り狂ったし、何度も泣きました。

でも、私のようなパンピーがこんな風にやられるくらいなんですから、当の二人はどれほど傷付けられているんだろうと思うとゾッとしましたし、泣けてきましたし、叩かれるとわかっていても、好きだと声高に叫ぶことをやめようとは思いませんでした。

"やめてはいけない"と、使命感すら感じていました。

それほど、いえ、多少補正がかかっているかもしれませんが、マスメディアをも巻き込んだ「あの頃」は紛れもなく異常事態で、「事件」でした。

 

ずっと一人で戦っているような気分だったので、Twitterを始めて、世界には私と同じ考え方の人がこんなにいたのかとすごくびっくりしましたし、すごくホッとしたのを覚えています。

 

言い出すとキリがないくらい恨みつらみが溜まっているいろいろなことがありましたが、当時のことは、今回の件とは関係ないので、また別の機会に。

好きだった人が「容疑者」と呼ばれるのを耳にするのは、何とも・・・もちろん、もう好きではないですし、最近の彼の動向も事情も、何も知りませんし、離れて随分経つのですが、それでもやっぱり、泣けてくるものなんですね。

 

何を言っているのかと鼻で笑われてもおかしくないようなことを申し上げますが、私は、「私と彼はハッピーエンドだった」と、そう思っていました。

いろいろあったけれど、彼がグループを、アイドルを嫌になったのならそれでいいじゃないかと。

私は、「彼のなりたい彼」は好きではいられないけれど、好きな人には幸せになってほしいし、彼のやりたいようにやってほしい。

止める権利ももちろんない。

「"彼のなりたい彼"を好きな人」も、世界にはたくさんいるだろうから、彼の目指す形で幸せなってほしい、と。

 

けれども結局は、ハッピーエンドのその先にあった蛇足に何度も泣かされた、というのがオチです。

彼が嫌気がさして手放したはずの"それ"に、未練がましく縋るその様は、どういうわけか逮捕された今より「惨め」に見えました。

もうついていけないと、多少憎んだ日はあったとしても、幸せになってほしくないわけではなかったのです。

ただ、綺麗なまま、終わりたかった。

好きだった人が"かわいそう"になっていく姿は、見たくなかった。

大好きな彼がどんどん上書きされていくたびに、私の好きだった彼はもうこの世界にはいないんだと、痛感しました。

 

彼の持つ、"危なっかしさ"みたいなものが、大好きでした。

同時に、すごく嫌なところでもありました。

「好きだ」と「それが彼の魅力なんだ」と、声高に主張することで、必死に言い訳しているようでした。

彼を嫌いになりたくなくて、自分に言い聞かせているみたいでした。

 

彼を好きになった瞬間も、彼を好きじゃなくなった瞬間も、こんなにもハッキリ、明確に存在している。

「気がついたら好きだった」とか「気がついたら離れていた」とか、そんな感情は、彼に対してはどういうわけありません。

そしてそれは、たとえ彼が罪を犯していなかったとしても、芸能界を引退しなかったとしても、変わることはありません。

ファンをやめると決めたあの日から私は、彼の手を優しく温めたお兄さんと、彼のことを「短所と長所が共存する温かい人」と称した末っ子を、応援すると心に決めたのですから。

 

彼は私の青春でした。

さようなら、私の十代を捧げた人。

どうか、あなたのその繊細さを理解し心の支えになってくれるような人に、一緒にいて居心地のいい人に出会えますように。

寂しがりやで泣き虫なあなたを、受け止めてくれる人に出会えますように。

 

変わらず、想っています。

彼女のいる推しにガチ恋をしていたときの話

 

あの感覚はまさに、「熱病」だと思う。

 

彼女がいる人を推していたときの、それも、ガチ恋をしていたときの話を、いつかブログに書きたいと思っていたんですが・・・そろそろきっちりと決別しようかなぁと思い、書き始めた次第です。

 

信じられないことに、もう3月が終わろうとしていますね。

弊社も4月の人事異動が発表されました。

完全に私事ではありますが、私自身、異動が決まりまして、大変心がざわざわとしております。

また病むんだろうな〜〜〜・・・

 

本記事は、一応ガチ恋を経験した身として、ガチ恋について語ってみたものです。

お付き合いいただける方は、そのままお進みくださいませ。

 

 

 

 

 

何の気なしに見たミュージックビデオで、彼のことがものすごく気になって・・・気になって気になって、その勢いのまま接触に飛んだこと、今でも覚えています。

よくわからないんですが、どういうわけか「会いに行かなきゃ!」と思ったんですよね。

前日、ネカフェで緊張のあまり一睡もできずに、寝不足で気分の悪いまま会場へ向かいました。

順番待ちの間、私の前に並んでいた女の子は泣いていて、「あぁ可愛いな、泣いて喜んでくれる人がいるって、嬉しいだろうな」と、不思議とあたたかい気持ちになったりして。

でも、その後自分の番になり「こんにちはぁ〜名前は?」と手を差し出しながら迎えてくれた彼が、テンプレートな声かけだったけれど、びっくりして、嬉しくて、涙が出そうだった。

「こんにちは〜繭です」と答える私に、「まぁ〜ゆ〜〜〜・・・♪」と呟きながらサインを書く彼を、長机を挟んで見守りました。

前もって考えていたことは何も言えずに、半泣きで「大好きです〜」と言った私に、困ったように笑って頭にぽん、と手を乗せてくれた彼に、私はあの瞬間、まさしく恋に堕ちたんだと思います。

 

それからはまぁ〜〜〜狂ったように会いに行きました。

同じタイトルのCDやDVDが自室に山積みにされているのを見ると、何とも言えない気持ちになります。

 

今でこそ公開恋愛はそう珍しいものでもない(?)ですし、歳を重ね人気を確立したベテランさんが、「実は兼ねてより・・・」と告白するパターンもしばしば耳にします。

しかしながら私の推しくんは、デビュー二年目のグループとして大切な時期に、それも自らの口で発表したわけでございます。

 

私が彼を好きになったのは発表してからだったので、好きだと気付いた瞬間に失恋でした。

 

それからもコンスタントに燃えまして、まぁ、彼女がいることはもう周知の事実なので、ボヤがポツポツあるくらいです。

もう追わなくなって随分立つので忘れているものもたくさんありますし、直近では把握していないものばかりなんですが、私の記憶の限りでは、

番組のデート企画で「僕は恋愛中だから」と参加しなかったり、

彼女とのツーショットやプライベートな写真がガンガン流出したり(流出というか、周りの友人が普通にタグ付けしてSNSにあげたりするから、“そういう”人たちとつるんでいることの方が嫌だった)、

アルバムのThanks toに「愛する◯◯(彼女のニックネーム)、家族、事務所、ありがとう」などと愛のメッセージを認めたり、

自分が出演したミュの公演終了後に、彼女と待ち合わせしてそのままおデートしたり・・・

 

もちろん私が追えていないものもあるので、細かいエピソードは腐るほどあります。

 

以前、雑誌のインタビューで、彼女について語ってくれたことがありました。

 

苦しくて言ってしまったんです。

ファンの中には既に知っている人も結構いたし。

正直に打ち明けたら、たくさん非難されてファンも去って行きました。

でも隠したままでは不自由じゃないですか。

そういう制約があることが嫌だったんです。

 

そしてこう続きます。

 

最初は彼女がさんざん悪口を言われて、すごく後悔しました。

でも長く付き合ってるので、今ではファンも認めてくれているようです。

「結婚してね」とも言ってくれたりして、本当に感謝しています。

 

彼をそれなりに見続けてきた人間としては、これがまさしく彼の本心なんだと思います。

本当に、嘘がなく、良くも悪くも真面目な人です。

彼にとって、「彼女が一番」。

それが揺らぐことはありません。

 

なので、この言葉を目にしたときは「まぁ、そうだろうね」という感情がまず第一でした。

でも、一つだけしんどさを感じたのは、彼は、「ファンが認めている」と思っていることでした。

私以外のファンの方がどうだったかはわかりませんが、少なくとも私は、「認めて」はいなかったんです。

まぁ、認めるとか認めないとか、そんな権利があるかどうかは別として。

「認める」と表現すると、少し語弊がありそうなので、「受け入れる」の方が適切でしょうか。

つまり、彼の背景にある彼女ごと「受け入れて」、彼を好きだったわけではありませんでした。

では、私が彼の恋人という存在をどう捉えていたかと言いますと、簡単に言えば「諦めて」いたんです。

 

できる限り彼女の存在を見ないようにしました。

彼女のインスタはフォローしなかったですし、彼女をフォローしている人も、フォローしませんでした。

なので、彼を通して彼女にプレゼントをあげる人の感情も心底理解できなくて、そういうファンには絶対に近付きませんでした。

「◯◯さん(彼女)に渡してね」と言って彼に手渡したプレゼントは確かに彼女に渡っていましたし、渡した瞬間はきっと、ファンにはなかなか見せないようなとびきりの笑顔で「ありがとう」と言ってくれたんでしょうが、私には、それはどうしてもできなかった。

そんな可愛い笑顔、見たくてたまらなかったはずなのに。

 

彼女を想って溢れた笑顔なんて、見たくなかったんです。

この辺、ガチ恋っぽいな〜と思う。

 

とは言っても、もちろん噂は届きますし、ボヤがあれば気になってしょうがなかったので、結局インスタも覗いていた、というのが実際のところです。

傷付くとわかっているのにわざわざ燃えた写真を見に行って、その度に一丁前に病んでましたし、「プレゼントありがとうございます🙏」とコメント付きで彼女がアップした写真を見て「ムッキィ〜〜〜〜💢💢💢💢」となっていました、普通に。

逃れられませんでした。

 

でも、彼女のことを何より大切にする彼を好きだったのは間違いないので、そういう意味では「受け入れて」いたのかもしれないですね。

 

そして、彼女という存在に救われたことがあったのも、悲しいことに、事実です。

 

というのも、私が同担拒否だったからです。

以前にも申し上げましたが、彼は塩対応だと他のメンバーのファンには言われていましたが、私は一度もそう思ったことはありません。

確かに、ハグをしたり、愛の言葉を囁いたり、一般的に神対応だと呼ばれるようなファンサービスはなかったかもしれない。

ただ彼は、そのハグも愛の言葉も、そんな対応はファンの“誰にも”しなかったんです。

一人にしないと決めたら、全員にしなかったんです。

私が彼を、プロフェッショナルだと、神対応だと思う理由はそこにあります。

知らず知らずに同担拒否に仕上がっていた私にとって、皮肉なことに、彼女という存在はものすごくありがたい"絶対的"でした。

もし、何かの弾みで同担のマウンティングをくらってしまったとしても、「まぁ、あの人結局彼女が一番やしな・・・」と、都合のいいときだけ彼女の存在を思い出し、心の平穏を保つことができた。

惨めで、みみっちくて、自分が虚しくなりますけども、ガチ恋をしていた私にとっては、むしろいいことだったのかもしれませんね。

 

普段は後ろに下がっているのに、振られたら全力で笑いに走ることのできる彼が好きだった。

「ありがとうございます」と言った後、漫画のようにニコっとはにかむ彼が好きだった。

何時間もある握手会でも、絶対に座らずに立って対応してくれる彼が好きだった。

彼が呼ぶ自分の名前は、何だかすごく特別な響きに思えた。

友達のように接してくれたけど、私は彼のことが恋愛対象として好きだった。

 

日本で活動をするようになって、本国ではいつも後ろの方でにこにこ笑っているだけだった彼が前に立つようになり、プレッシャーで手をぶるぶると震わせながら話す姿が、苦しくなるくらい愛おしかった。

 

年齢のせいでもあったのかもしれませんが、ガチ恋だと思った人は、いまだに彼だけですねぇ・・・

接触も多かったですし。

 

「誰かを想って眠れない」なんて、それまでクラスメイトの男の子を想って起こっていたような現象が、十代後半に突然、アイドルの男の子に対して起こってしまった。

 

それから仕事で忙しくしているうちに何やかんやで俳優沼に浸かったので、別に、彼女がいるからガチ恋をやめたわけではありません。

「まだ覚えててくれてるかな」と会いに行くたびに悩むのもしんどかったですし、だんだん本当に好きなのか、それとももはや意地なのか、自分の気持ちがわからなくなってきたのもしんどかったです。

 

今、俳優さんを追いかけている私のオタクスタンスはガチ恋ではないと思っているんですが、ガチ恋当時の自分を恥じているわけでも、後悔しているわけでもありません。

本当に、全く、です。

 

ただ、今でも、彼を画面越しに見かけた瞬間、久しぶりに初恋の人に会ったときのような胸の痛みを感じるのです。

決別なんて言いましたが、結局私の心にはしこりのように引っかかり続けている。

きっとこれからも、好きになる前のように、綺麗さっぱりなくなることはないんでしょうね。

 

叶わなかった私の恋は、どこへいくんだろう。

 

 

以上、全て私のひとりごとです。

ひとりごととは言いつつも、いろんな方の目に触れるところで公言しているので、常に不安に思うところはあるのですが・・・

長ったらしいひとりごとでしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

十代の私じゃあできなかっただろうとは思いますが、こうして文字に起こすことで、自分の中で折り合いはつけられているような気がします。

 

次の更新、異動先で精神バチバチにやられた状態でお会いしましよう。

 

 

推しが「いじられキャラ」であることのジレンマ

 

 

悲しいドッキリを見たことがある。

途中までは楽しく見られていたはずなのに、いつの間にか、見ていられなくて、思わず再生停止ボタンを推してしまったドッキリが、一つだけ。

 

 

推し様が「ドッキリ」にかけられたことがある方、一体どのくらいいらっしゃるのでしょうか。

誕生日ドッキリとかサプライズとか、そういうハッピーになれるものではなく、一本番組ができてしまうような、壮大なヤツです。

「いたずら」の範疇ではなく、仕掛人たちの間でも「これやりすぎじゃない・・・?」という空気が流れるくらいのどデカいドッキリ。

私の推しは仕掛け人だったんですが、その私でさえつらすぎて泣いちゃったんで、推しがターゲットだった方々はどれほど泣いたんだろうと思ったドッキリ企画が一つだけありました。

 

仕掛けている側の罪悪感が伝わってくるから、ドッキリかけられた方もかけた方も、みんなかわいそうで、本当に悲しみしか生まれない世界になってしまうのが地獄すぎる。

 

「なんだドッキリか〜!よかった〜!!」で終わるタイプのカラッとしたドッキリはいいんですが、

「あ・・・ドッキリだったんだ、そうだよね、なるほどね・・・」ってなるタイプのドッキリ、後味が悪すぎて本当に胸がキューーーっとなってしまいます。

 

一時期少し話題になった、「共感性羞恥」という言葉。

 

ある一定の人にだけ見られる心理現象

「ドラマなどで『この後、この人は確実に恥をかくだろうな』というシーンを見るのがとにかくイヤです。しかし、一緒にテレビを見ている母に言っても理解してもらえません。この気持ちわかりますか?」

togetter.com

 

私もがっつりこの気質で、現実でも、話のすれ違いなんかにやたらと気付いてしまい、ソワソワしていてもたってもいられずその場から席を外してしまいたくなることが多々あります。

とは言っても、私が口出しするのは筋違いですし、私が勝手に想像しているだけなのでフォローに入って泥沼化したらご本人に申し訳が立たず地獄でしかないので、「違うんだよ、彼はそういうことを言いたいわけじゃないんだ・・・」と、一人で勝手に思い悩み苦しんでいます。

 

これってきっと、相手にもよるんだと思うんですけども、覚えている限りでは、相葉さんに対しては、一度もないんです。

なので、この表現が正しいのかはわかりませんが、見ていて、推していてすごく「ラク」です。

「人による」というのは、例えばですが、もし相葉さんがそういう状況に置かれたとしたら、「何だよドッキリかよ〜めっちゃ信じたじゃん!」と素直に悔しがり、そしてケラケラと笑い、恥ずかしさをあまり人に感じさせません。

"かわいそう"さがないのです。

相葉さんは、そういうときの処理の仕方がとてもお上手です。

表情とか、リアクションとか、その反応で「いじっていい人」にはならないんです。

ナメられないんです。

 

・・・話を戻しますと、そういうドッキリを見てしまうと、本当にしばらくずーーーっと引きずっちゃうので、ひとしきりテンション下がった後、自分の中でどうにかこの出来事を処理せねばという感情が生まれます。

初めからそう考えてすぐに処理できたら楽なんですが、それがなかなか難しくてですね・・・

やっぱり、一旦はテンション下がらないと、浮上できないみたいです。

まぁ、悩む時間があるからこの結論にたどり着けるのかなぁなんて、思っています。

そこで毎回自分に言い聞かせるのは、「私が勝手に想像して傷付いているだけじゃないか」と。

 

えー、まぁ、今は結構元気なんですけれども、一時期、精神的にしんどかったとき、少しでも職場にいたくなくて、昼休みに外に出て本屋に通っていた時期がありまして。

とにかくあの部屋の中にいたくなかったんですよね。

自分の苦しみの答えを知りたくて、エッセイとか心理学本とか、まぁたいした数ではないんですが、自分なりにいろいろと読み漁っていました。

職業柄なのか、すぐネット検索してしまう女でして、もちろん明確な答えはわからないんですけれども「物事を自分と同じように感じている人がいる。それも、少ない人数ではない」ということがわかるだけで、自分の中で解決できるものもあるんですよねぇ、不思議と。

みんななかなか自分のことは口に出さないので、特に、私のような気質の人は話さないということを知っているので、本やブログでそういうことを知ることができるのが、本当にありがたいです。

 

そうして、出会ったのが、こちらの本でした。

またまたアフィっぽいですが・・・

 

人間関係で嫌な思いをして、モヤモヤを引きずることがありました。
心理学の本で、嫌なことをした相手は何をしたかも覚えていないことが多いから、考えるだけ無駄だと学んだけど、なかなか気持ちを切り替えられるものではなく…。
そんな時、友人から言われたこのひとことは、妙な説得力がありました。

「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」

その言葉を聞いた時、嫌な相手のためにどんなに真剣になっても、自分が気にした分だけ、相手も真剣に自分のことを気にしてくれるわけじゃないんだと、ハッとしました。

ddnavi.com

 

使い方は少し違いますが、これと似たようなものだと思います。

私だったら傷付くかもしれないけれど、本人が傷付いているかどうかはわからない。

きっと本人は今頃あんな出来事は忘れて、パフェとか食べて、元気にしているだろう・・・いやっ、うん、そうそう!!そのはず!!!と自分を鼓舞するしかないのです。

「そういうこと」にしないと、自分の中でその出来事を清算できない体質が嫌になることもありますが、それも含めて自分なんだと受け止め、うまく向き合っていくしかないのかなぁと思っています。

 

少し話が逸れますが、前ジャンルでは、「けなし愛」というものがありまして・・・いや、どこのジャンルでもこういう言い方をするんでしょうか?

若俳界隈ではあまり耳にしない気がしたので、話題に挙げてみたんですが・・・

 

最近、若い女性などが好きなタレントについて「イケメンだけど、おバカなところが愛しい」とか「どんくさくて愛しい」「短足で愛しい」「陰キャラなところが好き」「うざ可愛い」などとつぶやくコメントを、ネット上でよく見かける。
これは「けなし愛」と言われているらしい。

news.livedoor.com

 

このタイプの愛情表現には賛否両論あるでしょうし、何が正しいとか正しくないかとか、私にははっきりわかりませんが、ただ思うのは「けなし"愛"」と言うだけあって、そこに愛があるかないかは、聞いていて見ていてよくわかります。

「好きだから何を言ってもいい」というスタンスの人で、自分が気持ちよくなりたいだけのただの「けなし」は、やっぱりわかっちゃいますよね。

 

ただ、一つ、けなし愛が生んでしまう悲しい現象があります。

誰かが言うと、「けなしていい人」「いじっていい人」になってしまうということです。

それも、その「誰か」が自分の尊敬する人だったり、好きな人だったりすると余計に、です。

推しが好きだと言うものは、自然と気になるものじゃないですか。

その逆もまた然り、というわけです。

好きな人の「俺なんかアイツ好きじゃないんだよな〜」なんて一言だけで、案外簡単に、人は人のことをたいした理由もなく嫌いになれるものです、悲しいことに。

 

けなしている本人は愛情のつもりでも、それを聞いている側は、そう受け取ってくれるかどうか、汲み取ってくれるかどうかはわかりません。

本人たちの築き上げてきた関係性があるから、けなしけなされる愛情が成り立っている場合もあると思います。

ただ、ファンとは勝手なもので、好きな人を身近な存在であると錯覚しがちです。

けなすことで、自分のところまで引きずり寄せようとする人も、これが悲しいことに存在するんですよねぇ。

いえ、「けなして、引きずり寄せたと勘違いしている」という表現の方が、近いのかもしれませんね。

 

でも、今にして思うのは、彼女のいるアイドルを推していたとき「私の推しって彼女いるんだよね…」とオタク友達にこぼしていたあれは、もしかすると"けなし愛"の一種だったのかもしれない。

いえ、"けなし"ではないのはわかるんですが、手口(?)が、行動原理が同じというか・・・

「ダメな男に貢いじゃうアタシ♡」と自分に酔っていた部分も、あったのかもしれないなぁと、恥ずかしながら今になって反省しています。

 

話が逸れまくりましたが、私みたいなタイプは「いじられキャラ」を推すのには向いていないだなぁという結論にたどり着きました。

ご本人は気にしていないかもしれませんし、むしろ「オイシイ」と、自分でもわかっていてあえてキャラを確立しているのかもしれませんが・・・私は勝手にその苦しみを想像してしまうので、びっくりするほど疲れる。

私自身、いじられキャラでいることのしんどさを知っているから、余計に。

 

ただやっぱり、私に限らず「ファン」というものは、推しが愛を持っていじられている姿を見るのも楽しいかもしれませんが、どうせなら"推しが褒められて嬉しそうにしている姿"を見て、幸せを感じたい生き物なんじゃあないですかね。

少なくとも私は、そう思っています。

 

 

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伝説の滝行。

youtu.be

 

かわいそうさを全く感じさせない奇跡のいじられキャラが、ここに。

なぜこんなにも「グループ」に惹かれてしまうのか真面目に考えてみた

 

団体戦が好きです。

 

団体戦」と表現するのは、適していないかもしれませんが、ここで言う「団体戦」というのは、ただ、推しが何かしらのグループに属している状況のことでして、別に「戦」という文字が付いているからといって、競い合うことを声高に叫びたいわけではございません。

というのも、若手俳優はあまり団体戦ではないなぁ、とずっと感じているからです。

もちろん、事務所や演目に限った一座など、何かしらの団体には属しているのが常なんでしょうが、私が申し上げたいのはいわゆる「所属グループ」というものであります。

 

今からお話することは、私個人の感じ方ですし、勘違いしている部分もあるかもしれませんので「それはちげーだろ!」という点がありましたら、教えていただけると嬉しいです。

 

私は、俳優さんを好きになるまではずっと、団体戦を応援するオタクでした。

お隣の国の5人組だったり7人組だったり、某J事務所の7人組だったり・・・

みなさん、グループ活動を主とされている方です。

 

また、少し特別なのが"デュオ"だと思うのですが、2人組のファンって、他とは少し違うパッションを感じる気がします。

とある2人組を推している身からすると、某J系デュオのファンの方には、なんだか勝手に親近感を抱いています。

 

私がKドルオタ歴が長く、それに影響されすぎている部分もあるのかもしれませんが、みなさまは推し様の「担当」について、考えたことはございますでしょうか。

日本ではあまりない文化かなぁと思うのですが、韓国のアイドルグループは、公式的にそれぞれの「担当」が決まっているグループも少なくありません。

自己紹介でも「◯◯担当の△△です!」と本人が言ったりします。

よく耳にするものだと、ビジュアル担当、歌担当、ダンス担当、ラップ担当、などなど・・・

私の推しくんは「笑顔担当」だったのを思い出すと、泣きそうになりますね。

実際、私の推しグループは日本デビュー当時、「全員がメインボーカルを担当できる」というキャッチコピーで売り込んだわけですが、今思えば、日本のアイドルグループに慣れた我々からすると、少しピンとこない表現だったのかもしれないなぁなんて思ったりもしますね。

コンセプトしては「全員歌えるぜ!」ということなんですが、「いや、別に誰がメインボーカルとか意識してませんけど?」なんて感じる人もいるんじゃあないですかね、わかりませんけど。

こういう文化の違いみたいなものは、比較していて面白いです。

 

少し付け加えますと、あちらでは、誰が最年長で誰が最年少か、誰がリーダーか、などを重んじる傾向があるように感じます。

大体リーダーは、何かあるたび執拗に責められますね。

リーダーというだけで、普通なら流される話も許されない、なんてことも。

また、特に・・・こう感じているのはもしかすると私だけなのかもしれませんが、「最年少」という存在はものすごく特別に見えます。

垢抜けすぎてもいけないし、目立ちすぎてもいけない。

グループの最後の砦、いわゆる、ダイヤモンドの原石なわけです。

ファンでもない限り、メンバーの年齢なんてものは気にしないだろうと我々は思うのですが・・・隣国ではもう国民周知の事実のように話が進むから、面白いなぁと思います。

 

話を戻しまして、「担当」というと、少し事務的に聞こえますが、まぁ、言ってしまえば「キャラ」ですよね。

日本的に言うと、「キャラ」。

そしてそれは、誰かに与えられるものでもなくて・・・もしくは、与えられているのかもしれませんが、それを表には出しません。

事務所の方向性で「お前はこういうキャラでいけ!」なんてお達しがもしあったとしても、公表しませんよね。

あくまで、「無理矢理作った」ものではなく、大衆が自然と感じたイメージを重んじているように思えます。

もちろん、印象操作されてる部分も多少はあると思うのですけれども。

 

 

要は、ゴレンジャーなわけですよ。

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以下、グループにおける日本人が担当カラーに抱くイメージです。

 

  • リーダーシップを発揮する赤
  • クールで英知を感じさせる青
  • 明るく元気な黄
  • 優しくかわいらしいピンク
  • 成長過程の若々しい緑

style.nikkei.com

 

シンケンブルーって一体・・・

 

また面白いのが、隣国だとメンバーカラーではなくグループカラーなんですよねぇ。

「そんなことしてたら色のネタ尽きるだろ・・・」と思うのですが、同じピンクでもパールピンクとかパステルローズとか・・・それでいいんだって感じですけども。

これがまた、色のとり合いで揉めるんだなぁ。

 

つまり、それぞれを「担当」に変換しますと、

 

レッド・・・グループの顔

「ビジュアル担当」

 

ブルー・・・レッドと対照的なスーパーサブ

「ニヒル担当」

 

イエロー・・・場を盛り上げる三枚目

「お笑い担当」

 

ピンク・・・性別を超えた愛嬌のある人たらし

「可愛い担当」

 

グリーン・・・甘え上手な最年少

「末っ子担当」

 

これはあくまで大きな縛りというか、ざっくり、です。

ここにまた、いろんな細かいアピールポイントが付随してきたり、担当を掛け持ちしている強者がいたりするので、一概には言えないと思います。

6人以上のグループだと、また違いますしね。

 

 

で、結果何が言いたいかと申し上げますと、

 

あなたの思う、推しさんのグループ内「担当」が知りたいです!!!!

 

ということでございます。

 

「毎回こういうポジションの人を好きになる」という方も「都度都度で、好きになった人が好き」という方もいらっしゃると思います。

 

ちなみに私は前者で、

 

  1. 色気がある(影がある)
  2. 最年長でも末っ子でもない
  3. みんなでワイワイやっているときも静かにしがちだけれど、振られたらきっちりやる

 

大体こういう方を好きになります。

3番だけやたらと具体的ですけれども。

少し補足しますと、

 

1.色気がある(影がある)

表現が難しいのですが、わかる人にはわかるはずです。

 

2.最年長でも末っ子でもない

歳は大体真ん中の人を好きになります。

 

3.みんなでワイワイやっているときも静かにしがちだけれど、振られたらきっちりやる

物事の裏を読む癖があるせいか、盛り上がっている輪よりそういう人の方が目に付いちゃいます。

あるいは、私自身が集団の中だとそういうポジションだから、というのもあります。

推しさんは「遠慮深い」「控えめ」などの理由からそう見えるのだと思うんですが、私に関しては違いますね。

ただぼけーーーーーっとしているだけです。

別にここぞというときに振られても、笑いなんてとれないですし。

さすがに職場ではしませんが、気のおけない友達同士だと、5人くらいになるともう喋らなくっちゃうんですよね・・・休憩してるんでしょうね・・・

 

 

そして、私が好きになる方の大きな共通点がもう一つ。

 

 

お顔の系統が西川貴教さん

と、いうことです(?)。

かと言って、西川さんご自身のお顔が特別好みどストライクというわけではないので、不思議な話なのですが・・・

顎がシャープでベース顔、色白、切れ長の目、背はあまり高くなくて、筋肉質・・・

まぁ「好み」なんでしょうね、単純に。

相葉さんは本当に、例外中の例外です。

 

私がこんなにも「グループ」というものに惹かれるのは、組織の中でこそ個性が生きるからなのかもしれませんね。

 

えー、毎度毎度長々と拙い文章を、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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果たして相葉さんは、レミゼカンパニーで、一体何を「担当」しているのでしょうか。

これからじっくり団体戦で頑張る相葉さんを見守るのが、楽しみでございます。

パートナーという存在の真髄を見た / ミュージカル「オン・ユア・フィート」

 

えー、改めまして、

あけましておめでとうございます〜〜〜!!!!

 

もう2月になるぞというツッコミ、じゃんじゃん受け付けております。

1月最後の更新は、先日千秋楽を迎えましたオン・ユア・フィートの感想です。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

<ストーリー>

歌の大好きなグロリアはキューバ移民の両親のもと、マイアミという開放的な場所で暮らしていたが、戦争によって身体が不自由な父親や妹の世話に追われ、歌の才能を発揮できずにいた。ところがある日、祖母の計らいで、地元で名の知れたバンドのプロデューサー、エミリオ・エステファンの前で歌を披露することに。それは輝かしいスターへの階段を駆け上るとともに、栄光と挫折の日々の始まりでもあった――。

シアタークリエ ミュージカル『オン・ユア・フィート!』

 

楽曲ありきのジュークボックス・ミュージカルなので、好みが分かれるかもしれませんが、私は個人的に大大大好きです。

Congaは言うまでもなく有名ですが、とにかくテンション爆上がりする曲ばかり。

気付いたら、幕間にワイン飲んでましたからね。

観客も一緒に歌って踊って、あの瞬間だけはマイアミにいました、私。

 

youtu.be

 

曲を聴いていただけると、踊り出してしまうわけがわかると思います。

 

そして、まず私が申し上げたいのは、

エミリオいい男すぎ。

いいヤツすぎ。

以下、エミリオがいかにいい男かを語るだけのマッスィーンになりますので、ご注意ください。

それではいってみましょう!

エミリオのここが素敵!!ドンドンパフパフ〜〜〜🎉👏

 

1.女性が緊張のあまり失敗しても、笑いをとって場を和ます

初めてバンドに参加したグロリア。

緊張のあまり、楽器をどんがらがっしゃんしてしまうのですが、「ハッハッハ!気にしないデ!」と笑い飛ばしてあげるエミリオの度量の大きさ。

それどころか、ジョークで場をあっためてあげるという男っぷり。

 

2.シャイな女性のために味方になり、話しやすい環境を作ってあげる

初ステージで、元々のシャイな性格もあって、「知らない人ばかりで緊張する」と人前で歌うのにためらいのあるグロリアに、「僕はシッテル!」と笑い飛ばしてあげる、さすがの男前。

 

3.怒っているときも、好きな女性の前では努めて冷静に、爽やかな笑顔

自分たちの音楽だけでなく、人種までも否定され爆裂怒りMAXにも関わらず、グロリアには絶対にその顔を見せない。

それでも、ただ優しいだけではない、大切なもののためにちゃんと怒ることのできる熱い男。

 

4.パートナーの異変に気付き、それを面倒くさがらず理由をちゃんと聞いてあげる

歌手の夢を手に入れ、順風満帆に見えるグロリアですが、喧嘩別れした母親のことを想うと元気の出ない彼女。

「なんだよ」と茶化すエミリオに、「何でもない」とグロリアは苦笑しますが、もちろん何でもないわけがないんですよね。

世間では「女性のこういうところが面倒くさい!」と取り上げられがちな場面ですが・・・

そこで「どうしたの?」と聞けるエミリオの人の良さ。

しかもこの人、本当は元気のない理由をわかっていて、敢えて尋ねているんですよ。

ちょっと、できた人すぎやしませんか。

 

5.つらいときや苦しいときも、その姿を絶対に周囲に見せない

グロリアが交通事故に遭い昏睡状態にある中で、悲しみに暮れるエミリオですが、彼女の母に声をかけられると涙を拭いて明るい声で答えます。

リハビリに苦しむグロリアに、「自分の怪我はあなたのせい」だと言われたときも、グロリアの妹レベッカに声をかけられるとまた、涙を拭いて笑顔で答えるのです。

悲しくなるくらいいいヤツ。

泣けてくる。

 

それでも、私が一番エミリオが愛おしくて愛おしくてたまらなくなったシーンは、グロリアの事故直後、病院に駆けつけた彼女の母親に"自分はニュースでグロリア・エステファンが死亡したと聞いた"と責められたとき。

母親とは、事故が起こる前も「娘を奪った」と言われ続け、元々険悪な仲でした。

そんな母親に、「彼女は死なないよ。僕より前には」と真面目な顔で話しますが、すぐにいつもの優しい笑顔で、「来てくれて嬉しいデス!」と告げるあのシーン。

っかぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!(訳:勘弁してくれ)

 

涙ダッッッバァーーーです。

これが渡辺大輔さんのなせる技なんですよねぇ・・・

我が家ではどういうわけか、DAISUKE WATANABEの愛称で親しまれる渡辺さん。

人の良さが溢れたあの笑顔が、エミリオの性格をよく表しています。

タイタニックではあまりその歌声をお聴きすることができなかったので、今回じっくり聴くことができてよかったです。

渡辺さんは、普段もすごく褒め上手な方ですよねぇ。

エミリオも、グロリアを褒めて褒めて輝かせる人なので、重なりました。

大坂なおみさんのコーチ、サーシャ・バインさんを彷彿とさせる。

 

個人的には、エミリオが会社のお偉いさんに予算のお伺いをたててもらうよう説得するシーン、アツくてすごく好きです。

取締役会に出席するのは、エミリオじゃあありませんからね。

私が会社員だから思うんでしょうけど、偉い人がここぞというときに本気出すのって、めちゃくちゃかっこいいですよね。

そういうときに「あぁ、だからこの人は出世したんだなぁ・・・」と感じてビリビリしたい。

あくまで私は、ですけど、偉い人は普段忙しそうにせずに踏ん反り返っていてほしいです。

自分の力じゃどうにもならないようなトラブルがあったとき、いつも自席でゆったりしているお偉いさんに、「よくわかった。俺が全部話つけてくる」なんて言われると、すーぐ懐いちゃいます。ちょろい

 

それにしても、グロリアが歌手を目指すことを母親に反対されたときに、おばあちゃんに「ママは上手だった?」と尋ねるシーン、久野さんの「上手…?」から回想への流れはテンション爆上げ案件です。

「上手なんてもんじゃない。あの子は…スターだった!」から人混みをかき分けて登場する一路さん、バチバチかっこいい。

モーセじゃん。

 

お酒飲んで観劇ってずっとやってみたかったんですが、この作品だったからできたんだろうなぁと思います。

タイタニックだったら絶対できなかった。

 

太陽のような笑顔をお持ちの朝夏さん、そして、千秋楽まで見事に完走された渡辺さんに、スタンディングオベーションを贈ります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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キャストスケジュールを見ながら手帳とにらめっこするのが、今、ただただ、ひたすらに幸せです。

革命起きるぞ〜〜〜!!!!

空気という存在が有形化して、劇場全体が浮き上がる

 

突然ですが、私の好きな人の話をします。

いきなりなんなんだと思われるでしょうがまずはとにかく、何も聞かずに一度動画をご覧ください。

 

『Les Misérables』♪レッド&ブラック~♪民衆の歌/相葉裕樹&アンサンブル - YouTubeyoutu.be

 

私は、相葉さんの声が大好きです。

話し声ももちろんですが、特に、歌声が大好きです。

ぽーんと頭一つ抜き出たみたいに通るあの声は、持って生まれた天性のものだと思っています。

ただ、その天性のものを会場中に響かせるようになるまで、どれほど努力したんだろうと思うと、たまらなく愛おしくなります。

 

以前ラジオで鎌苅さんが「あいばっちの声が好き」だとおっしゃっていました。

「他にない声」だと。

私もそう思います。

でも、他人から見たら羨ましいものも、本人からするとコンプレックスだったりするもので、相葉さんも、昔は自分の声が嫌だったと聞きます。

いろんなインタビューでも歌は苦手だったと答えていますし、テニスの仲間と集まって「あいばっちは下から三番目くらいだったよね」と言われ笑っていたのも記憶に新しいです。

あのすらっとした身体からは想像つかないくらいの恵まれた声量をお持ちですが、反面、音程を取るのは苦手なのかなぁと思う場面もありました*1

なので、あんな風にかちっと音をあてるのに、きっとものすごい時間を費やしているんだと思います。

 

このブログでもしつこいくらい言っている気がしますが、私が相葉さんのことを「好きだ!」とビビビッときたのは、ものすごく熱い人なんだと知った瞬間でした。

ご本人も自覚しているみたいですが*2、相葉さんは嘘のつけない人です。

もう繰り返し読んでいる、以前も取り上げた片岡さんのブログ。

帝劇デビュー作、2017年レ・ミゼラブルの感想を書かれた記事なんですが、少し読んでいただければと思います。

 

アイバッチは、会った瞬間に、緊張で体がバクバクですよ、と言い、同感だったので、こわばってたね、と応じた。いつも彼には一言辛口のダメ出しをするのだけど今回は、この息も絶え絶えに緊張を解きほぐし切れないでいる若者を前に、何を言っても全く届かないだろうと思って、とにかく彼が帝劇の舞台に立ったことがうれしい、と強く握手したら、そうなんですよ、僕が帝劇ですよ、自分でも驚いているんです、と嬉しそうだった。でも演技ではない部分で一言は言っておきたくて、1789年から始まったフランス革命勉強してね、アンジョルラスという役柄は長いフランス革命の体現者だからリーダーだから社会的使命を感じて立ち上がったリーダーなんだからね、そこを見せてね、と言ったけど、ぼく勉強苦手なんです、って言いたそうな顔をしたので深追いしなかった。

「レ・ミゼラブル」相葉裕樹・内藤大希くん@帝国劇場20170526:片岡義朗ブログ: コントラチャンネル(片岡義朗) - ニコニコチャンネル:エンタメsp.ch.nicovideo.jp

 

相葉さんの好きなところを集約したような話です。

嬉しいときも悲しいときも、ふにゃりと顔に出る相葉さん。

でもそれは、「顔に出てんぞ〜!」と突っ込みたくなる、愛らしい素直さ。

いろいろと思うところや言いたいことがあるんじゃないかなぁ、今言葉を呑み込んだんじゃないかなぁ、と思う瞬間が多々あります。

でも、言いたいことがわかりやすく顔に書いてあるから、チャーミングなんです。

ただ、言葉にしない代わりに、呑み込んだ感情や言葉をちゃんと自分の力に変えて、舞台で語る人。

・・・アツいでしょ?

 

求められたことには答えるのに、変にシャイなところがあって、16歳のときから変わらないあのはにかみを見ると、たまらない気持ちになります。

 

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相葉裕樹 公式ブログ - 始まります。 - Powered by LINE

 

片岡さんのブログだと、こちらの記事も大大大好きなので、よければ。

ダメ出しを終演後、岸くん交えて軽くシャンパン飲み飲み食事しながらじっくりと話し込んだ。

片岡さんの言うことは自分でも分かっているんです、
カラダも顔の表情も力んでいることは分かっているんです、
でもカラダに力入れないとあの歌を、あの音量でうたえないんです、
歌える力を絞り出すチカラの入れ具合と、
表情やからだの動きに出てしまうリキミとを考え考えギリギリでやっているんです、
とものすごく深い表情で語ってくれた。

30歳のまだ若い俳優に失礼だけど、
こういう告白をされるとなぜかやるせなく可愛くて抱きしめてあげたくなる、しないけど。

 

彼を初めて見た、あの山吹戦のオーディション、
鉛筆の様に細い体でちょっとはにかんで踊っていただけの少年が、
こうして「レミゼ」のアンジョルラスやってるなんて、信じられないくらいうれしいよ、君の立ち姿は最高にきれいだよ、
スタイルの良さ、長いまっすぐな脚、細い首が伸びてその上にちょうどいいくらいの大きさの顔がある、1本にまとめた長い髪、だれにもこの姿かたちはまねできない、と言って励ました。
そうですね、もっともっと頑張らなきゃと、と胸張って顔上げて真剣な顔して唇をかみしめた、相葉くんっていいですね。

「レ・ミゼラブル」相葉裕樹・岸祐二・内藤大希・上山竜司くん@中日劇場20171007:片岡義朗ブログ: コントラチャンネル(片岡義朗) - ニコニコチャンネル:エンタメsp.ch.nicovideo.jp

いいですね。

 

以前、当ブログで相葉さんのことを「光属性」だと申し上げたと思いますが、それは影を見せないという意味で、です。

「見せない」だけで、きっとたくさんのものを抱えている方だと思います。

相葉さんを直接見たことがある方ならわかると思うのですが、本当に、現れた瞬間舞台上の色が、空気が、変わるんです。

ちょっとヘンな見知らぬ人に絡まれやすい節がありますが、何だか少しその理由が、悲しいかな、わかる気がします。

言葉にするのは難しいのですが、そういう星の下に生まれた方なのかなぁと、思うときがあります。

華やかだけど、それは近寄りがたい華やかさではなくて、どこか親しみやすく、人を惹きつけるオーラを持った方です。

それには、陰のオーラを纏わないことも、大きく関係していると思っています。

マイナスな言葉は、決して口にしないのです。

昔おっしゃっていた「悔しい思いをしたらそれを力に変えて生きてきました」という言葉は、すごく共感できる感情です。

私も嫌なことは口に出したくない質なので、よくわかります。

私が勝手に解釈したので真意はわかりかねますが、口に出してしまうと、それにエネルギーを持っていかれてしまうんです。

良くも悪くも、言霊ってすごいですよね。

「思う」のと、「口にする」のって、私の感じ方では全然違います。

100頭で考えるのと、1言葉にするのだと、後者の方が圧倒的に強い力を感じます。

大切なエネルギーを負の感情ではなく、自らを成長させる"力"に費やすことのできるその姿勢が、本当にかっこいいなぁと思うのです。

 

私の目から見る相葉さんは、そういう方です。

 

昨年の11月19日から、一日として、相葉さんのことを考えなかった日はありません。

そして、ずっと考え込んでいたことがあります。

正直いまだに答えは出ませんが、オンユアフィートの感想を書く前に、どうしても好きなところを叫んでおきたかった。

今も、これからも、私は相葉さんのことが大好きだと、それは変わりません。

ただ、それだけです、それだけ。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

youtu.be

 

センターで堂々と歌い上げる相葉さん、めちゃくちゃかっこいぞ!

レミゼ、楽しみです。

 

 

<おまけ〜秀逸ブログタイトル集〜>

今回の記事のタイトルもお借りしたのですが、相葉さんのコメディセンスが光る、公式ブログのタイトルを集めました。

 

『空気という存在が有形化して劇場全体が浮き上がるんだな。そうなんだな。』

lineblog.me

 

『「はい」か「イイィエェェァァァァァァァァ!!!」でお答え下さい。』

lineblog.me

 

『そんなカチカチのアレで膝小僧をゴチンとやったら痛うございます。危のうございます。』

lineblog.me

 

『マーガリンを顔中に塗りたくって、窓ガラスにびちょんってやるゲームやる人この指とまれ。』

lineblog.me

 

『何かひじがチクチクすると思ったらビーズみたいなのがくっついてるんだけどこれ誰の?』

lineblog.me

 

『え?ちょっ、えっ?三種のチーズピザのチーズ抜きですね?かしこまりました。』

lineblog.me

 

『あれ?チーク変えた?それに弱点を土属性に変えた?』

lineblog.me

 

『ごめん!ご~め~んって!もうムービングファストボール投げないから。』

lineblog.me

 

『結局の所、現状維持バイアスが働くんでしょ?結局の所ー?てか現状維持バイアスって何?』

lineblog.me

 

『クリスピークリームドーナツ化現象もここまで進んだか・・・。』

lineblog.me

 

『えっ?ちょ・・・えっ??右耳からヤンヤ○ツケボーみたいのが出てるよ。』

lineblog.me

 

※タイトルは本文と関係ありません

 

まじで天才だなって思う。

 

 

 

*1:特に、人間緊張すると音程低くなりがちですし!

*2:相葉裕樹 公式ブログ - 御縁。 - Powered by LINE