推しに彼女がいるということ
前記事でも申し上げた通り、私はゴリゴリのKドルファンでありまして。
日本人の推し方がまだまだわからないぺーぺーのドドド新規なのですが。
そんな私の推しは、アイドルにあるまじき、
公開恋愛アイドルでした。
・本人が、相手名指しで「この人と付き合っています」といった旨のコメントをネット上に掲載
・デート中、彼女と同じ時間に同じ場所の写真をインスタにアップする
・左手の薬指にカップルリング
・「一番好きなものは何か」とファンの質問に、彼女の名前を答える
などなど、今となっては細かいエピソードが多すぎてあまり覚えていないのですが、当時はその度しおらしく泣いたものです。
「よく好きでいられるね」とか「彼女いるから塩対応でしょ」とか、おたく仲間からは散々言われましたが、それでも気持ちは変わりませんでした。
それは、彼の、ファンに対する気持ちが誠実だったからです。
本当のところはわかりませんが、ファンの目に付くところでは、真面目で、誠実で、真摯だったのです。
彼女アピの時点で、誠実かと言われたらそれまでですがね!!!!
接触イベでも、疲れて座ってしまってもいいはずなのに、ずーーーっと立ったまま、自慢の笑顔を振りまき続ける姿が、外国語である日本語を辿々しいながらも一生懸命話す姿が、プロだと思ったのです。
確かに、他のメンバーのファンからすると「塩対応」だったかもしれない。
中にはハグをしてくれたり、恋人繋ぎで手を握ってくれたり、「神対応」と呼ばれるような子もいたので・・
彼は嘘でも「好き」と言ってくれない。
サインに「ハートマーク」を書くのさえ拒む。(☆はギリオッケーらしい)
ハグなんてもってのほか!
そういうものを求めているファンには、物足りない子だったかもしれない。
ただ、ただ!
「疑似恋愛で夢は見させてあげられない。その分、歌やダンスで夢を」と覚悟を感じる彼の姿が、すごくかっこよかった。
一生懸命迷いに迷って、彼の出した答えを、私は「イイな」と、思ったのです。
それが彼なりの「ファンサ」なのだと。
こんなアイドルも、“アリ”なのかもしれないと、そう思わせてくれるくらい。
まあ、そんな強がり言っても結局・・・
リアコだったんですけどね!!!!泣
彼女持ちにリアコって、すごく虚しい。
もんのすごく虚しい。
「私が落としたこのお金は、あの子とのデート代になるのか・・・」と思うと、虚無でしかない。
いや、もう途中からは、そんな自分に酔っていたのかもしれませんね。
男に貢ぐアタシ〜♡なんて。
ファンですらほとんど行かないようなミュに通い詰めたりして、握手券のために同じCDを何十枚も買ったりして、やっとこさ顔を覚えてくれたころに仕事が忙しくなって、そんなときにテニミュというものに出会ってしまって・・・だんだん彼とは疎遠になっていきました。
今でももちろん大好きですが、前ほどの熱量はなく、ゆるゆると、ぼちぼち追っかけています。
たぶん調べたらすぐ出てくるんでしょうけど、一応名前は伏せてみました。
若手俳優界では、今まで、公開恋愛をやってのけた人っているんですかね。
匂わせ・カノバレはあっても、本人の口から直接ってのは、どうなんでしょう・・・
Kドルオタクは若い子が多いので、彼の彼女事情を知って離れるファンも少なくなかったのですが、若手俳優ファンは、その辺割り切れる方も多そうですね。
そういえば、ずっとKドルを推していたもので、今の推しさんを好きになって思ったのはなんと言っても、
言葉が通じるってすばらしい!
ってことでした。
私が推してたKドルくんは、結構日本語しゃべれる方だったのですが、それでもゆっくり話さないとなかなかコミニュケーションがとれず、剥がしが厳しいときには涙を飲んだものですが、
日本人、最高。
日本語通じる!
会話できる!
そんな小さなことに、喜びを感じております。
ただ、さすがにもう公開恋愛は勘弁。