合縁奇縁

根がオタクなんです

彼女のいる推しにガチ恋をしていたときの話

 

あの感覚はまさに、「熱病」だと思う。

 

彼女がいる人を推していたときの、それも、ガチ恋をしていたときの話を、いつかブログに書きたいと思っていたんですが・・・そろそろきっちりと決別しようかなぁと思い、書き始めた次第です。

 

信じられないことに、もう3月が終わろうとしていますね。

弊社も4月の人事異動が発表されました。

完全に私事ではありますが、私自身、異動が決まりまして、大変心がざわざわとしております。

また病むんだろうな〜〜〜・・・

 

本記事は、一応ガチ恋を経験した身として、ガチ恋について語ってみたものです。

お付き合いいただける方は、そのままお進みくださいませ。

 

 

 

 

 

何の気なしに見たミュージックビデオで、彼のことがものすごく気になって・・・気になって気になって、その勢いのまま接触に飛んだこと、今でも覚えています。

よくわからないんですが、どういうわけか「会いに行かなきゃ!」と思ったんですよね。

前日、ネカフェで緊張のあまり一睡もできずに、寝不足で気分の悪いまま会場へ向かいました。

順番待ちの間、私の前に並んでいた女の子は泣いていて、「あぁ可愛いな、泣いて喜んでくれる人がいるって、嬉しいだろうな」と、不思議とあたたかい気持ちになったりして。

でも、その後自分の番になり「こんにちはぁ〜名前は?」と手を差し出しながら迎えてくれた彼が、テンプレートな声かけだったけれど、びっくりして、嬉しくて、涙が出そうだった。

「こんにちは〜繭です」と答える私に、「まぁ〜ゆ〜〜〜・・・♪」と呟きながらサインを書く彼を、長机を挟んで見守りました。

前もって考えていたことは何も言えずに、半泣きで「大好きです〜」と言った私に、困ったように笑って頭にぽん、と手を乗せてくれた彼に、私はあの瞬間、まさしく恋に堕ちたんだと思います。

 

それからはまぁ〜〜〜狂ったように会いに行きました。

同じタイトルのCDやDVDが自室に山積みにされているのを見ると、何とも言えない気持ちになります。

 

今でこそ公開恋愛はそう珍しいものでもない(?)ですし、歳を重ね人気を確立したベテランさんが、「実は兼ねてより・・・」と告白するパターンもしばしば耳にします。

しかしながら私の推しくんは、デビュー二年目のグループとして大切な時期に、それも自らの口で発表したわけでございます。

 

私が彼を好きになったのは発表してからだったので、好きだと気付いた瞬間に失恋でした。

 

それからもコンスタントに燃えまして、まぁ、彼女がいることはもう周知の事実なので、ボヤがポツポツあるくらいです。

もう追わなくなって随分立つので忘れているものもたくさんありますし、直近では把握していないものばかりなんですが、私の記憶の限りでは、

番組のデート企画で「僕は恋愛中だから」と参加しなかったり、

彼女とのツーショットやプライベートな写真がガンガン流出したり(流出というか、周りの友人が普通にタグ付けしてSNSにあげたりするから、“そういう”人たちとつるんでいることの方が嫌だった)、

アルバムのThanks toに「愛する◯◯(彼女のニックネーム)、家族、事務所、ありがとう」などと愛のメッセージを認めたり、

自分が出演したミュの公演終了後に、彼女と待ち合わせしてそのままおデートしたり・・・

 

もちろん私が追えていないものもあるので、細かいエピソードは腐るほどあります。

 

以前、雑誌のインタビューで、彼女について語ってくれたことがありました。

 

苦しくて言ってしまったんです。

ファンの中には既に知っている人も結構いたし。

正直に打ち明けたら、たくさん非難されてファンも去って行きました。

でも隠したままでは不自由じゃないですか。

そういう制約があることが嫌だったんです。

 

そしてこう続きます。

 

最初は彼女がさんざん悪口を言われて、すごく後悔しました。

でも長く付き合ってるので、今ではファンも認めてくれているようです。

「結婚してね」とも言ってくれたりして、本当に感謝しています。

 

彼をそれなりに見続けてきた人間としては、これがまさしく彼の本心なんだと思います。

本当に、嘘がなく、良くも悪くも真面目な人です。

彼にとって、「彼女が一番」。

それが揺らぐことはありません。

 

なので、この言葉を目にしたときは「まぁ、そうだろうね」という感情がまず第一でした。

でも、一つだけしんどさを感じたのは、彼は、「ファンが認めている」と思っていることでした。

私以外のファンの方がどうだったかはわかりませんが、少なくとも私は、「認めて」はいなかったんです。

まぁ、認めるとか認めないとか、そんな権利があるかどうかは別として。

「認める」と表現すると、少し語弊がありそうなので、「受け入れる」の方が適切でしょうか。

つまり、彼の背景にある彼女ごと「受け入れて」、彼を好きだったわけではありませんでした。

では、私が彼の恋人という存在をどう捉えていたかと言いますと、簡単に言えば「諦めて」いたんです。

 

できる限り彼女の存在を見ないようにしました。

彼女のインスタはフォローしなかったですし、彼女をフォローしている人も、フォローしませんでした。

なので、彼を通して彼女にプレゼントをあげる人の感情も心底理解できなくて、そういうファンには絶対に近付きませんでした。

「◯◯さん(彼女)に渡してね」と言って彼に手渡したプレゼントは確かに彼女に渡っていましたし、渡した瞬間はきっと、ファンにはなかなか見せないようなとびきりの笑顔で「ありがとう」と言ってくれたんでしょうが、私には、それはどうしてもできなかった。

そんな可愛い笑顔、見たくてたまらなかったはずなのに。

 

彼女を想って溢れた笑顔なんて、見たくなかったんです。

この辺、ガチ恋っぽいな〜と思う。

 

とは言っても、もちろん噂は届きますし、ボヤがあれば気になってしょうがなかったので、結局インスタも覗いていた、というのが実際のところです。

傷付くとわかっているのにわざわざ燃えた写真を見に行って、その度に一丁前に病んでましたし、「プレゼントありがとうございます🙏」とコメント付きで彼女がアップした写真を見て「ムッキィ〜〜〜〜💢💢💢💢」となっていました、普通に。

逃れられませんでした。

 

でも、彼女のことを何より大切にする彼を好きだったのは間違いないので、そういう意味では「受け入れて」いたのかもしれないですね。

 

そして、彼女という存在に救われたことがあったのも、悲しいことに、事実です。

 

というのも、私が同担拒否だったからです。

以前にも申し上げましたが、彼は塩対応だと他のメンバーのファンには言われていましたが、私は一度もそう思ったことはありません。

確かに、ハグをしたり、愛の言葉を囁いたり、一般的に神対応だと呼ばれるようなファンサービスはなかったかもしれない。

ただ彼は、そのハグも愛の言葉も、そんな対応はファンの“誰にも”しなかったんです。

一人にしないと決めたら、全員にしなかったんです。

私が彼を、プロフェッショナルだと、神対応だと思う理由はそこにあります。

知らず知らずに同担拒否に仕上がっていた私にとって、皮肉なことに、彼女という存在はものすごくありがたい"絶対的"でした。

もし、何かの弾みで同担のマウンティングをくらってしまったとしても、「まぁ、あの人結局彼女が一番やしな・・・」と、都合のいいときだけ彼女の存在を思い出し、心の平穏を保つことができた。

惨めで、みみっちくて、自分が虚しくなりますけども、ガチ恋をしていた私にとっては、むしろいいことだったのかもしれませんね。

 

普段は後ろに下がっているのに、振られたら全力で笑いに走ることのできる彼が好きだった。

「ありがとうございます」と言った後、漫画のようにニコっとはにかむ彼が好きだった。

何時間もある握手会でも、絶対に座らずに立って対応してくれる彼が好きだった。

彼が呼ぶ自分の名前は、何だかすごく特別な響きに思えた。

友達のように接してくれたけど、私は彼のことが恋愛対象として好きだった。

 

日本で活動をするようになって、本国ではいつも後ろの方でにこにこ笑っているだけだった彼が前に立つようになり、プレッシャーで手をぶるぶると震わせながら話す姿が、苦しくなるくらい愛おしかった。

 

年齢のせいでもあったのかもしれませんが、ガチ恋だと思った人は、いまだに彼だけですねぇ・・・

接触も多かったですし。

 

「誰かを想って眠れない」なんて、それまでクラスメイトの男の子を想って起こっていたような現象が、十代後半に突然、アイドルの男の子に対して起こってしまった。

 

それから仕事で忙しくしているうちに何やかんやで俳優沼に浸かったので、別に、彼女がいるからガチ恋をやめたわけではありません。

「まだ覚えててくれてるかな」と会いに行くたびに悩むのもしんどかったですし、だんだん本当に好きなのか、それとももはや意地なのか、自分の気持ちがわからなくなってきたのもしんどかったです。

 

今、俳優さんを追いかけている私のオタクスタンスはガチ恋ではないと思っているんですが、ガチ恋当時の自分を恥じているわけでも、後悔しているわけでもありません。

本当に、全く、です。

 

ただ、今でも、彼を画面越しに見かけた瞬間、久しぶりに初恋の人に会ったときのような胸の痛みを感じるのです。

決別なんて言いましたが、結局私の心にはしこりのように引っかかり続けている。

きっとこれからも、好きになる前のように、綺麗さっぱりなくなることはないんでしょうね。

 

叶わなかった私の恋は、どこへいくんだろう。

 

 

以上、全て私のひとりごとです。

ひとりごととは言いつつも、いろんな方の目に触れるところで公言しているので、常に不安に思うところはあるのですが・・・

長ったらしいひとりごとでしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

十代の私じゃあできなかっただろうとは思いますが、こうして文字に起こすことで、自分の中で折り合いはつけられているような気がします。

 

次の更新、異動先で精神バチバチにやられた状態でお会いしましよう。

 

 

推しが「いじられキャラ」であることのジレンマ

 

 

悲しいドッキリを見たことがある。

途中までは楽しく見られていたはずなのに、いつの間にか、見ていられなくて、思わず再生停止ボタンを推してしまったドッキリが、一つだけ。

 

 

推し様が「ドッキリ」にかけられたことがある方、一体どのくらいいらっしゃるのでしょうか。

誕生日ドッキリとかサプライズとか、そういうハッピーになれるものではなく、一本番組ができてしまうような、壮大なヤツです。

「いたずら」の範疇ではなく、仕掛人たちの間でも「これやりすぎじゃない・・・?」という空気が流れるくらいのどデカいドッキリ。

私の推しは仕掛け人だったんですが、その私でさえつらすぎて泣いちゃったんで、推しがターゲットだった方々はどれほど泣いたんだろうと思ったドッキリ企画が一つだけありました。

 

仕掛けている側の罪悪感が伝わってくるから、ドッキリかけられた方もかけた方も、みんなかわいそうで、本当に悲しみしか生まれない世界になってしまうのが地獄すぎる。

 

「なんだドッキリか〜!よかった〜!!」で終わるタイプのカラッとしたドッキリはいいんですが、

「あ・・・ドッキリだったんだ、そうだよね、なるほどね・・・」ってなるタイプのドッキリ、後味が悪すぎて本当に胸がキューーーっとなってしまいます。

 

一時期少し話題になった、「共感性羞恥」という言葉。

 

ある一定の人にだけ見られる心理現象

「ドラマなどで『この後、この人は確実に恥をかくだろうな』というシーンを見るのがとにかくイヤです。しかし、一緒にテレビを見ている母に言っても理解してもらえません。この気持ちわかりますか?」

togetter.com

 

私もがっつりこの気質で、現実でも、話のすれ違いなんかにやたらと気付いてしまい、ソワソワしていてもたってもいられずその場から席を外してしまいたくなることが多々あります。

とは言っても、私が口出しするのは筋違いですし、私が勝手に想像しているだけなのでフォローに入って泥沼化したらご本人に申し訳が立たず地獄でしかないので、「違うんだよ、彼はそういうことを言いたいわけじゃないんだ・・・」と、一人で勝手に思い悩み苦しんでいます。

 

これってきっと、相手にもよるんだと思うんですけども、覚えている限りでは、相葉さんに対しては、一度もないんです。

なので、この表現が正しいのかはわかりませんが、見ていて、推していてすごく「ラク」です。

「人による」というのは、例えばですが、もし相葉さんがそういう状況に置かれたとしたら、「何だよドッキリかよ〜めっちゃ信じたじゃん!」と素直に悔しがり、そしてケラケラと笑い、恥ずかしさをあまり人に感じさせません。

"かわいそう"さがないのです。

相葉さんは、そういうときの処理の仕方がとてもお上手です。

表情とか、リアクションとか、その反応で「いじっていい人」にはならないんです。

ナメられないんです。

 

・・・話を戻しますと、そういうドッキリを見てしまうと、本当にしばらくずーーーっと引きずっちゃうので、ひとしきりテンション下がった後、自分の中でどうにかこの出来事を処理せねばという感情が生まれます。

初めからそう考えてすぐに処理できたら楽なんですが、それがなかなか難しくてですね・・・

やっぱり、一旦はテンション下がらないと、浮上できないみたいです。

まぁ、悩む時間があるからこの結論にたどり着けるのかなぁなんて、思っています。

そこで毎回自分に言い聞かせるのは、「私が勝手に想像して傷付いているだけじゃないか」と。

 

えー、まぁ、今は結構元気なんですけれども、一時期、精神的にしんどかったとき、少しでも職場にいたくなくて、昼休みに外に出て本屋に通っていた時期がありまして。

とにかくあの部屋の中にいたくなかったんですよね。

自分の苦しみの答えを知りたくて、エッセイとか心理学本とか、まぁたいした数ではないんですが、自分なりにいろいろと読み漁っていました。

職業柄なのか、すぐネット検索してしまう女でして、もちろん明確な答えはわからないんですけれども「物事を自分と同じように感じている人がいる。それも、少ない人数ではない」ということがわかるだけで、自分の中で解決できるものもあるんですよねぇ、不思議と。

みんななかなか自分のことは口に出さないので、特に、私のような気質の人は話さないということを知っているので、本やブログでそういうことを知ることができるのが、本当にありがたいです。

 

そうして、出会ったのが、こちらの本でした。

またまたアフィっぽいですが・・・

 

人間関係で嫌な思いをして、モヤモヤを引きずることがありました。
心理学の本で、嫌なことをした相手は何をしたかも覚えていないことが多いから、考えるだけ無駄だと学んだけど、なかなか気持ちを切り替えられるものではなく…。
そんな時、友人から言われたこのひとことは、妙な説得力がありました。

「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」

その言葉を聞いた時、嫌な相手のためにどんなに真剣になっても、自分が気にした分だけ、相手も真剣に自分のことを気にしてくれるわけじゃないんだと、ハッとしました。

ddnavi.com

 

使い方は少し違いますが、これと似たようなものだと思います。

私だったら傷付くかもしれないけれど、本人が傷付いているかどうかはわからない。

きっと本人は今頃あんな出来事は忘れて、パフェとか食べて、元気にしているだろう・・・いやっ、うん、そうそう!!そのはず!!!と自分を鼓舞するしかないのです。

「そういうこと」にしないと、自分の中でその出来事を清算できない体質が嫌になることもありますが、それも含めて自分なんだと受け止め、うまく向き合っていくしかないのかなぁと思っています。

 

少し話が逸れますが、前ジャンルでは、「けなし愛」というものがありまして・・・いや、どこのジャンルでもこういう言い方をするんでしょうか?

若俳界隈ではあまり耳にしない気がしたので、話題に挙げてみたんですが・・・

 

最近、若い女性などが好きなタレントについて「イケメンだけど、おバカなところが愛しい」とか「どんくさくて愛しい」「短足で愛しい」「陰キャラなところが好き」「うざ可愛い」などとつぶやくコメントを、ネット上でよく見かける。
これは「けなし愛」と言われているらしい。

news.livedoor.com

 

このタイプの愛情表現には賛否両論あるでしょうし、何が正しいとか正しくないかとか、私にははっきりわかりませんが、ただ思うのは「けなし"愛"」と言うだけあって、そこに愛があるかないかは、聞いていて見ていてよくわかります。

「好きだから何を言ってもいい」というスタンスの人で、自分が気持ちよくなりたいだけのただの「けなし」は、やっぱりわかっちゃいますよね。

 

ただ、一つ、けなし愛が生んでしまう悲しい現象があります。

誰かが言うと、「けなしていい人」「いじっていい人」になってしまうということです。

それも、その「誰か」が自分の尊敬する人だったり、好きな人だったりすると余計に、です。

推しが好きだと言うものは、自然と気になるものじゃないですか。

その逆もまた然り、というわけです。

好きな人の「俺なんかアイツ好きじゃないんだよな〜」なんて一言だけで、案外簡単に、人は人のことをたいした理由もなく嫌いになれるものです、悲しいことに。

 

けなしている本人は愛情のつもりでも、それを聞いている側は、そう受け取ってくれるかどうか、汲み取ってくれるかどうかはわかりません。

本人たちの築き上げてきた関係性があるから、けなしけなされる愛情が成り立っている場合もあると思います。

ただ、ファンとは勝手なもので、好きな人を身近な存在であると錯覚しがちです。

けなすことで、自分のところまで引きずり寄せようとする人も、これが悲しいことに存在するんですよねぇ。

いえ、「けなして、引きずり寄せたと勘違いしている」という表現の方が、近いのかもしれませんね。

 

でも、今にして思うのは、彼女のいるアイドルを推していたとき「私の推しって彼女いるんだよね…」とオタク友達にこぼしていたあれは、もしかすると"けなし愛"の一種だったのかもしれない。

いえ、"けなし"ではないのはわかるんですが、手口(?)が、行動原理が同じというか・・・

「ダメな男に貢いじゃうアタシ♡」と自分に酔っていた部分も、あったのかもしれないなぁと、恥ずかしながら今になって反省しています。

 

話が逸れまくりましたが、私みたいなタイプは「いじられキャラ」を推すのには向いていないだなぁという結論にたどり着きました。

ご本人は気にしていないかもしれませんし、むしろ「オイシイ」と、自分でもわかっていてあえてキャラを確立しているのかもしれませんが・・・私は勝手にその苦しみを想像してしまうので、びっくりするほど疲れる。

私自身、いじられキャラでいることのしんどさを知っているから、余計に。

 

ただやっぱり、私に限らず「ファン」というものは、推しが愛を持っていじられている姿を見るのも楽しいかもしれませんが、どうせなら"推しが褒められて嬉しそうにしている姿"を見て、幸せを感じたい生き物なんじゃあないですかね。

少なくとも私は、そう思っています。

 

 

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伝説の滝行。

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かわいそうさを全く感じさせない奇跡のいじられキャラが、ここに。

なぜこんなにも「グループ」に惹かれてしまうのか真面目に考えてみた

 

団体戦が好きです。

 

団体戦」と表現するのは、適していないかもしれませんが、ここで言う「団体戦」というのは、ただ、推しが何かしらのグループに属している状況のことでして、別に「戦」という文字が付いているからといって、競い合うことを声高に叫びたいわけではございません。

というのも、若手俳優はあまり団体戦ではないなぁ、とずっと感じているからです。

もちろん、事務所や演目に限った一座など、何かしらの団体には属しているのが常なんでしょうが、私が申し上げたいのはいわゆる「所属グループ」というものであります。

 

今からお話することは、私個人の感じ方ですし、勘違いしている部分もあるかもしれませんので「それはちげーだろ!」という点がありましたら、教えていただけると嬉しいです。

 

私は、俳優さんを好きになるまではずっと、団体戦を応援するオタクでした。

お隣の国の5人組だったり7人組だったり、某J事務所の7人組だったり・・・

みなさん、グループ活動を主とされている方です。

 

また、少し特別なのが"デュオ"だと思うのですが、2人組のファンって、他とは少し違うパッションを感じる気がします。

とある2人組を推している身からすると、某J系デュオのファンの方には、なんだか勝手に親近感を抱いています。

 

私がKドルオタ歴が長く、それに影響されすぎている部分もあるのかもしれませんが、みなさまは推し様の「担当」について、考えたことはございますでしょうか。

日本ではあまりない文化かなぁと思うのですが、韓国のアイドルグループは、公式的にそれぞれの「担当」が決まっているグループも少なくありません。

自己紹介でも「◯◯担当の△△です!」と本人が言ったりします。

よく耳にするものだと、ビジュアル担当、歌担当、ダンス担当、ラップ担当、などなど・・・

私の推しくんは「笑顔担当」だったのを思い出すと、泣きそうになりますね。

実際、私の推しグループは日本デビュー当時、「全員がメインボーカルを担当できる」というキャッチコピーで売り込んだわけですが、今思えば、日本のアイドルグループに慣れた我々からすると、少しピンとこない表現だったのかもしれないなぁなんて思ったりもしますね。

コンセプトしては「全員歌えるぜ!」ということなんですが、「いや、別に誰がメインボーカルとか意識してませんけど?」なんて感じる人もいるんじゃあないですかね、わかりませんけど。

こういう文化の違いみたいなものは、比較していて面白いです。

 

少し付け加えますと、あちらでは、誰が最年長で誰が最年少か、誰がリーダーか、などを重んじる傾向があるように感じます。

大体リーダーは、何かあるたび執拗に責められますね。

リーダーというだけで、普通なら流される話も許されない、なんてことも。

また、特に・・・こう感じているのはもしかすると私だけなのかもしれませんが、「最年少」という存在はものすごく特別に見えます。

垢抜けすぎてもいけないし、目立ちすぎてもいけない。

グループの最後の砦、いわゆる、ダイヤモンドの原石なわけです。

ファンでもない限り、メンバーの年齢なんてものは気にしないだろうと我々は思うのですが・・・隣国ではもう国民周知の事実のように話が進むから、面白いなぁと思います。

 

話を戻しまして、「担当」というと、少し事務的に聞こえますが、まぁ、言ってしまえば「キャラ」ですよね。

日本的に言うと、「キャラ」。

そしてそれは、誰かに与えられるものでもなくて・・・もしくは、与えられているのかもしれませんが、それを表には出しません。

事務所の方向性で「お前はこういうキャラでいけ!」なんてお達しがもしあったとしても、公表しませんよね。

あくまで、「無理矢理作った」ものではなく、大衆が自然と感じたイメージを重んじているように思えます。

もちろん、印象操作されてる部分も多少はあると思うのですけれども。

 

 

要は、ゴレンジャーなわけですよ。

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以下、グループにおける日本人が担当カラーに抱くイメージです。

 

  • リーダーシップを発揮する赤
  • クールで英知を感じさせる青
  • 明るく元気な黄
  • 優しくかわいらしいピンク
  • 成長過程の若々しい緑

style.nikkei.com

 

シンケンブルーって一体・・・

 

また面白いのが、隣国だとメンバーカラーではなくグループカラーなんですよねぇ。

「そんなことしてたら色のネタ尽きるだろ・・・」と思うのですが、同じピンクでもパールピンクとかパステルローズとか・・・それでいいんだって感じですけども。

これがまた、色のとり合いで揉めるんだなぁ。

 

つまり、それぞれを「担当」に変換しますと、

 

レッド・・・グループの顔

「ビジュアル担当」

 

ブルー・・・レッドと対照的なスーパーサブ

「ニヒル担当」

 

イエロー・・・場を盛り上げる三枚目

「お笑い担当」

 

ピンク・・・性別を超えた愛嬌のある人たらし

「可愛い担当」

 

グリーン・・・甘え上手な最年少

「末っ子担当」

 

これはあくまで大きな縛りというか、ざっくり、です。

ここにまた、いろんな細かいアピールポイントが付随してきたり、担当を掛け持ちしている強者がいたりするので、一概には言えないと思います。

6人以上のグループだと、また違いますしね。

 

 

で、結果何が言いたいかと申し上げますと、

 

あなたの思う、推しさんのグループ内「担当」が知りたいです!!!!

 

ということでございます。

 

「毎回こういうポジションの人を好きになる」という方も「都度都度で、好きになった人が好き」という方もいらっしゃると思います。

 

ちなみに私は前者で、

 

  1. 色気がある(影がある)
  2. 最年長でも末っ子でもない
  3. みんなでワイワイやっているときも静かにしがちだけれど、振られたらきっちりやる

 

大体こういう方を好きになります。

3番だけやたらと具体的ですけれども。

少し補足しますと、

 

1.色気がある(影がある)

表現が難しいのですが、わかる人にはわかるはずです。

 

2.最年長でも末っ子でもない

歳は大体真ん中の人を好きになります。

 

3.みんなでワイワイやっているときも静かにしがちだけれど、振られたらきっちりやる

物事の裏を読む癖があるせいか、盛り上がっている輪よりそういう人の方が目に付いちゃいます。

あるいは、私自身が集団の中だとそういうポジションだから、というのもあります。

推しさんは「遠慮深い」「控えめ」などの理由からそう見えるのだと思うんですが、私に関しては違いますね。

ただぼけーーーーーっとしているだけです。

別にここぞというときに振られても、笑いなんてとれないですし。

さすがに職場ではしませんが、気のおけない友達同士だと、5人くらいになるともう喋らなくっちゃうんですよね・・・休憩してるんでしょうね・・・

 

 

そして、私が好きになる方の大きな共通点がもう一つ。

 

 

お顔の系統が西川貴教さん

と、いうことです(?)。

かと言って、西川さんご自身のお顔が特別好みどストライクというわけではないので、不思議な話なのですが・・・

顎がシャープでベース顔、色白、切れ長の目、背はあまり高くなくて、筋肉質・・・

まぁ「好み」なんでしょうね、単純に。

相葉さんは本当に、例外中の例外です。

 

私がこんなにも「グループ」というものに惹かれるのは、組織の中でこそ個性が生きるからなのかもしれませんね。

 

えー、毎度毎度長々と拙い文章を、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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果たして相葉さんは、レミゼカンパニーで、一体何を「担当」しているのでしょうか。

これからじっくり団体戦で頑張る相葉さんを見守るのが、楽しみでございます。

パートナーという存在の真髄を見た / ミュージカル「オン・ユア・フィート」

 

えー、改めまして、

あけましておめでとうございます〜〜〜!!!!

 

もう2月になるぞというツッコミ、じゃんじゃん受け付けております。

1月最後の更新は、先日千秋楽を迎えましたオン・ユア・フィートの感想です。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

<ストーリー>

歌の大好きなグロリアはキューバ移民の両親のもと、マイアミという開放的な場所で暮らしていたが、戦争によって身体が不自由な父親や妹の世話に追われ、歌の才能を発揮できずにいた。ところがある日、祖母の計らいで、地元で名の知れたバンドのプロデューサー、エミリオ・エステファンの前で歌を披露することに。それは輝かしいスターへの階段を駆け上るとともに、栄光と挫折の日々の始まりでもあった――。

シアタークリエ ミュージカル『オン・ユア・フィート!』

 

楽曲ありきのジュークボックス・ミュージカルなので、好みが分かれるかもしれませんが、私は個人的に大大大好きです。

Congaは言うまでもなく有名ですが、とにかくテンション爆上がりする曲ばかり。

気付いたら、幕間にワイン飲んでましたからね。

観客も一緒に歌って踊って、あの瞬間だけはマイアミにいました、私。

 

youtu.be

 

曲を聴いていただけると、踊り出してしまうわけがわかると思います。

 

そして、まず私が申し上げたいのは、

エミリオいい男すぎ。

いいヤツすぎ。

以下、エミリオがいかにいい男かを語るだけのマッスィーンになりますので、ご注意ください。

それではいってみましょう!

エミリオのここが素敵!!ドンドンパフパフ〜〜〜🎉👏

 

1.女性が緊張のあまり失敗しても、笑いをとって場を和ます

初めてバンドに参加したグロリア。

緊張のあまり、楽器をどんがらがっしゃんしてしまうのですが、「ハッハッハ!気にしないデ!」と笑い飛ばしてあげるエミリオの度量の大きさ。

それどころか、ジョークで場をあっためてあげるという男っぷり。

 

2.シャイな女性のために味方になり、話しやすい環境を作ってあげる

初ステージで、元々のシャイな性格もあって、「知らない人ばかりで緊張する」と人前で歌うのにためらいのあるグロリアに、「僕はシッテル!」と笑い飛ばしてあげる、さすがの男前。

 

3.怒っているときも、好きな女性の前では努めて冷静に、爽やかな笑顔

自分たちの音楽だけでなく、人種までも否定され爆裂怒りMAXにも関わらず、グロリアには絶対にその顔を見せない。

それでも、ただ優しいだけではない、大切なもののためにちゃんと怒ることのできる熱い男。

 

4.パートナーの異変に気付き、それを面倒くさがらず理由をちゃんと聞いてあげる

歌手の夢を手に入れ、順風満帆に見えるグロリアですが、喧嘩別れした母親のことを想うと元気の出ない彼女。

「なんだよ」と茶化すエミリオに、「何でもない」とグロリアは苦笑しますが、もちろん何でもないわけがないんですよね。

世間では「女性のこういうところが面倒くさい!」と取り上げられがちな場面ですが・・・

そこで「どうしたの?」と聞けるエミリオの人の良さ。

しかもこの人、本当は元気のない理由をわかっていて、敢えて尋ねているんですよ。

ちょっと、できた人すぎやしませんか。

 

5.つらいときや苦しいときも、その姿を絶対に周囲に見せない

グロリアが交通事故に遭い昏睡状態にある中で、悲しみに暮れるエミリオですが、彼女の母に声をかけられると涙を拭いて明るい声で答えます。

リハビリに苦しむグロリアに、「自分の怪我はあなたのせい」だと言われたときも、グロリアの妹レベッカに声をかけられるとまた、涙を拭いて笑顔で答えるのです。

悲しくなるくらいいいヤツ。

泣けてくる。

 

それでも、私が一番エミリオが愛おしくて愛おしくてたまらなくなったシーンは、グロリアの事故直後、病院に駆けつけた彼女の母親に"自分はニュースでグロリア・エステファンが死亡したと聞いた"と責められたとき。

母親とは、事故が起こる前も「娘を奪った」と言われ続け、元々険悪な仲でした。

そんな母親に、「彼女は死なないよ。僕より前には」と真面目な顔で話しますが、すぐにいつもの優しい笑顔で、「来てくれて嬉しいデス!」と告げるあのシーン。

っかぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!(訳:勘弁してくれ)

 

涙ダッッッバァーーーです。

これが渡辺大輔さんのなせる技なんですよねぇ・・・

我が家ではどういうわけか、DAISUKE WATANABEの愛称で親しまれる渡辺さん。

人の良さが溢れたあの笑顔が、エミリオの性格をよく表しています。

タイタニックではあまりその歌声をお聴きすることができなかったので、今回じっくり聴くことができてよかったです。

渡辺さんは、普段もすごく褒め上手な方ですよねぇ。

エミリオも、グロリアを褒めて褒めて輝かせる人なので、重なりました。

大坂なおみさんのコーチ、サーシャ・バインさんを彷彿とさせる。

 

個人的には、エミリオが会社のお偉いさんに予算のお伺いをたててもらうよう説得するシーン、アツくてすごく好きです。

取締役会に出席するのは、エミリオじゃあありませんからね。

私が会社員だから思うんでしょうけど、偉い人がここぞというときに本気出すのって、めちゃくちゃかっこいいですよね。

そういうときに「あぁ、だからこの人は出世したんだなぁ・・・」と感じてビリビリしたい。

あくまで私は、ですけど、偉い人は普段忙しそうにせずに踏ん反り返っていてほしいです。

自分の力じゃどうにもならないようなトラブルがあったとき、いつも自席でゆったりしているお偉いさんに、「よくわかった。俺が全部話つけてくる」なんて言われると、すーぐ懐いちゃいます。ちょろい

 

それにしても、グロリアが歌手を目指すことを母親に反対されたときに、おばあちゃんに「ママは上手だった?」と尋ねるシーン、久野さんの「上手…?」から回想への流れはテンション爆上げ案件です。

「上手なんてもんじゃない。あの子は…スターだった!」から人混みをかき分けて登場する一路さん、バチバチかっこいい。

モーセじゃん。

 

お酒飲んで観劇ってずっとやってみたかったんですが、この作品だったからできたんだろうなぁと思います。

タイタニックだったら絶対できなかった。

 

太陽のような笑顔をお持ちの朝夏さん、そして、千秋楽まで見事に完走された渡辺さんに、スタンディングオベーションを贈ります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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キャストスケジュールを見ながら手帳とにらめっこするのが、今、ただただ、ひたすらに幸せです。

革命起きるぞ〜〜〜!!!!

空気という存在が有形化して、劇場全体が浮き上がる

 

突然ですが、私の好きな人の話をします。

いきなりなんなんだと思われるでしょうがまずはとにかく、何も聞かずに一度動画をご覧ください。

 

『Les Misérables』♪レッド&ブラック~♪民衆の歌/相葉裕樹&アンサンブル - YouTubeyoutu.be

 

私は、相葉さんの声が大好きです。

話し声ももちろんですが、特に、歌声が大好きです。

ぽーんと頭一つ抜き出たみたいに通るあの声は、持って生まれた天性のものだと思っています。

ただ、その天性のものを会場中に響かせるようになるまで、どれほど努力したんだろうと思うと、たまらなく愛おしくなります。

 

以前ラジオで鎌苅さんが「あいばっちの声が好き」だとおっしゃっていました。

「他にない声」だと。

私もそう思います。

でも、他人から見たら羨ましいものも、本人からするとコンプレックスだったりするもので、相葉さんも、昔は自分の声が嫌だったと聞きます。

いろんなインタビューでも歌は苦手だったと答えていますし、テニスの仲間と集まって「あいばっちは下から三番目くらいだったよね」と言われ笑っていたのも記憶に新しいです。

あのすらっとした身体からは想像つかないくらいの恵まれた声量をお持ちですが、反面、音程を取るのは苦手なのかなぁと思う場面もありました*1

なので、あんな風にかちっと音をあてるのに、きっとものすごい時間を費やしているんだと思います。

 

このブログでもしつこいくらい言っている気がしますが、私が相葉さんのことを「好きだ!」とビビビッときたのは、ものすごく熱い人なんだと知った瞬間でした。

ご本人も自覚しているみたいですが*2、相葉さんは嘘のつけない人です。

もう繰り返し読んでいる、以前も取り上げた片岡さんのブログ。

帝劇デビュー作、2017年レ・ミゼラブルの感想を書かれた記事なんですが、少し読んでいただければと思います。

 

アイバッチは、会った瞬間に、緊張で体がバクバクですよ、と言い、同感だったので、こわばってたね、と応じた。いつも彼には一言辛口のダメ出しをするのだけど今回は、この息も絶え絶えに緊張を解きほぐし切れないでいる若者を前に、何を言っても全く届かないだろうと思って、とにかく彼が帝劇の舞台に立ったことがうれしい、と強く握手したら、そうなんですよ、僕が帝劇ですよ、自分でも驚いているんです、と嬉しそうだった。でも演技ではない部分で一言は言っておきたくて、1789年から始まったフランス革命勉強してね、アンジョルラスという役柄は長いフランス革命の体現者だからリーダーだから社会的使命を感じて立ち上がったリーダーなんだからね、そこを見せてね、と言ったけど、ぼく勉強苦手なんです、って言いたそうな顔をしたので深追いしなかった。

「レ・ミゼラブル」相葉裕樹・内藤大希くん@帝国劇場20170526:片岡義朗ブログ: コントラチャンネル(片岡義朗) - ニコニコチャンネル:エンタメsp.ch.nicovideo.jp

 

相葉さんの好きなところを集約したような話です。

嬉しいときも悲しいときも、ふにゃりと顔に出る相葉さん。

でもそれは、「顔に出てんぞ〜!」と突っ込みたくなる、愛らしい素直さ。

いろいろと思うところや言いたいことがあるんじゃないかなぁ、今言葉を呑み込んだんじゃないかなぁ、と思う瞬間が多々あります。

でも、言いたいことがわかりやすく顔に書いてあるから、チャーミングなんです。

ただ、言葉にしない代わりに、呑み込んだ感情や言葉をちゃんと自分の力に変えて、舞台で語る人。

・・・アツいでしょ?

 

求められたことには答えるのに、変にシャイなところがあって、16歳のときから変わらないあのはにかみを見ると、たまらない気持ちになります。

 

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相葉裕樹 公式ブログ - 始まります。 - Powered by LINE

 

片岡さんのブログだと、こちらの記事も大大大好きなので、よければ。

ダメ出しを終演後、岸くん交えて軽くシャンパン飲み飲み食事しながらじっくりと話し込んだ。

片岡さんの言うことは自分でも分かっているんです、
カラダも顔の表情も力んでいることは分かっているんです、
でもカラダに力入れないとあの歌を、あの音量でうたえないんです、
歌える力を絞り出すチカラの入れ具合と、
表情やからだの動きに出てしまうリキミとを考え考えギリギリでやっているんです、
とものすごく深い表情で語ってくれた。

30歳のまだ若い俳優に失礼だけど、
こういう告白をされるとなぜかやるせなく可愛くて抱きしめてあげたくなる、しないけど。

 

彼を初めて見た、あの山吹戦のオーディション、
鉛筆の様に細い体でちょっとはにかんで踊っていただけの少年が、
こうして「レミゼ」のアンジョルラスやってるなんて、信じられないくらいうれしいよ、君の立ち姿は最高にきれいだよ、
スタイルの良さ、長いまっすぐな脚、細い首が伸びてその上にちょうどいいくらいの大きさの顔がある、1本にまとめた長い髪、だれにもこの姿かたちはまねできない、と言って励ました。
そうですね、もっともっと頑張らなきゃと、と胸張って顔上げて真剣な顔して唇をかみしめた、相葉くんっていいですね。

「レ・ミゼラブル」相葉裕樹・岸祐二・内藤大希・上山竜司くん@中日劇場20171007:片岡義朗ブログ: コントラチャンネル(片岡義朗) - ニコニコチャンネル:エンタメsp.ch.nicovideo.jp

いいですね。

 

以前、当ブログで相葉さんのことを「光属性」だと申し上げたと思いますが、それは影を見せないという意味で、です。

「見せない」だけで、きっとたくさんのものを抱えている方だと思います。

相葉さんを直接見たことがある方ならわかると思うのですが、本当に、現れた瞬間舞台上の色が、空気が、変わるんです。

ちょっとヘンな見知らぬ人に絡まれやすい節がありますが、何だか少しその理由が、悲しいかな、わかる気がします。

言葉にするのは難しいのですが、そういう星の下に生まれた方なのかなぁと、思うときがあります。

華やかだけど、それは近寄りがたい華やかさではなくて、どこか親しみやすく、人を惹きつけるオーラを持った方です。

それには、陰のオーラを纏わないことも、大きく関係していると思っています。

マイナスな言葉は、決して口にしないのです。

昔おっしゃっていた「悔しい思いをしたらそれを力に変えて生きてきました」という言葉は、すごく共感できる感情です。

私も嫌なことは口に出したくない質なので、よくわかります。

私が勝手に解釈したので真意はわかりかねますが、口に出してしまうと、それにエネルギーを持っていかれてしまうんです。

良くも悪くも、言霊ってすごいですよね。

「思う」のと、「口にする」のって、私の感じ方では全然違います。

100頭で考えるのと、1言葉にするのだと、後者の方が圧倒的に強い力を感じます。

大切なエネルギーを負の感情ではなく、自らを成長させる"力"に費やすことのできるその姿勢が、本当にかっこいいなぁと思うのです。

 

私の目から見る相葉さんは、そういう方です。

 

昨年の11月19日から、一日として、相葉さんのことを考えなかった日はありません。

そして、ずっと考え込んでいたことがあります。

正直いまだに答えは出ませんが、オンユアフィートの感想を書く前に、どうしても好きなところを叫んでおきたかった。

今も、これからも、私は相葉さんのことが大好きだと、それは変わりません。

ただ、それだけです、それだけ。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

youtu.be

 

センターで堂々と歌い上げる相葉さん、めちゃくちゃかっこいぞ!

レミゼ、楽しみです。

 

 

<おまけ〜秀逸ブログタイトル集〜>

今回の記事のタイトルもお借りしたのですが、相葉さんのコメディセンスが光る、公式ブログのタイトルを集めました。

 

『空気という存在が有形化して劇場全体が浮き上がるんだな。そうなんだな。』

lineblog.me

 

『「はい」か「イイィエェェァァァァァァァァ!!!」でお答え下さい。』

lineblog.me

 

『そんなカチカチのアレで膝小僧をゴチンとやったら痛うございます。危のうございます。』

lineblog.me

 

『マーガリンを顔中に塗りたくって、窓ガラスにびちょんってやるゲームやる人この指とまれ。』

lineblog.me

 

『何かひじがチクチクすると思ったらビーズみたいなのがくっついてるんだけどこれ誰の?』

lineblog.me

 

『え?ちょっ、えっ?三種のチーズピザのチーズ抜きですね?かしこまりました。』

lineblog.me

 

『あれ?チーク変えた?それに弱点を土属性に変えた?』

lineblog.me

 

『ごめん!ご~め~んって!もうムービングファストボール投げないから。』

lineblog.me

 

『結局の所、現状維持バイアスが働くんでしょ?結局の所ー?てか現状維持バイアスって何?』

lineblog.me

 

『クリスピークリームドーナツ化現象もここまで進んだか・・・。』

lineblog.me

 

『えっ?ちょ・・・えっ??右耳からヤンヤ○ツケボーみたいのが出てるよ。』

lineblog.me

 

※タイトルは本文と関係ありません

 

まじで天才だなって思う。

 

 

 

*1:特に、人間緊張すると音程低くなりがちですし!

*2:相葉裕樹 公式ブログ - 御縁。 - Powered by LINE

歴代二次元の推しさんまとめてみました

twitter.com

初日おめでとうございます〜〜〜!!🎉

渡辺さん、すっかりラテンの男になられて・・・

私の初日はもう少し先ですが、今のうちからワクワクです。

何かと話題のエミリオの短パン、早く見たい。

 

さて、すっかり冷え込む季節になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

前回の記事にいろいろと反応いただきまして、本当にありがとうございます。

普段の私じゃ絶対言えないような自分語りだったので、あんなドロドロしたものを垂れ流してよかったのかなぁと今更ながら何とも言えない気持ちになっているのですが・・・

まぁ人生は恥の垂れ流しだし、いっか。

 

相変わらず生きづらいですし、いろいろと、本当にいろいろとあるのですが、それはローカルの自分の中で処理するとして、ブログではなるべく楽しいハッピールンルンなお話をしたいなぁと思い、今回は頭空っぽにただただ二次元の推しをまとめてみた記事です。

本当にただまとめているだけなんで、お時間のある方は、お付き合いいだけると嬉しいです。

 

ちなみに、Twitter始めました。

基本的にドス暗いので、それでもよければ・・・

繭 (@maau_AienKien) on Twitter

 

 

犬飼冥 / Mr.FULLSWING

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Mr.FULLSWING 1/鈴木 信也 | 集英社コミック公式 S-MANGA

 

画像上のガングロ兄ちゃん。

二次元の初恋です。歳がバレる。

当時は、わかりやすく公式でイケメン設定のキャラが大好きなミーハーでしたね。

主人公のライバルでクールイケメンポジションのキャラクターを大体好きになっていた気がします。

ただ終盤は、物語の進行上そのライバルポジションも他校の御柳くんが担っていくようになりまして、次第に犬飼くんは空気に出番が少なくなっていってしまうのですが、最終回、やっぱりこの二人だよなぁ〜!とオタク、スタンディングオベーションしました。

クールキャラって、どうしても影が薄くなりがちなんですかねぇ。

 

ミスフル、いまだにアニメ化しないかな〜なんて希望を抱いているのですが、難しいんでしょうか。

そういえば、ドラマCDは3本とも買ってました。

ジャンプについてた注文用紙切り取って書店に予約に行った幼い私を思い返すと、あまりのノスタルジック具合に涙が出そうになります。

MP3に落として、毎晩聞きながら寝ていました。

www.shueisha.co.jp

今思えば、声優さんめちゃくちゃ豪華なんですよね。

ちなみに犬飼くんは、みんな大好き新垣樽助さんです。

 

 

土方十四郎 / 銀魂

f:id:umax0212:20181115220608j:image

『銀魂』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト

 

当時の私は・・・(略)

いやぁ、わかりやすいですよね、本当に。

犬飼くんの次に好きになったのが、土方さんでした。

今でもずーーーっと大好きです。

 

過去記事で語っています。

umax0212.hatenablog.com

umax0212.hatenablog.com

 

 

水戸洋平 / SLAM DANK

INOUE TAKEHIKO ON THE WEB | SLAM DUNK スラムダンク 7巻

 

一番手前のツッパリくん。

ヤンキー時代のミッチーがバスケ部に乱入してきて返り討ちにしたときも、全て自分の責任だと罪を被ることのできる、器のデカい良い男です。

そして、賢い人です。

人のことをよく見ているんだなぁと思います。

あと顔が好き。

 

 

今井勝俊 / 今日から俺は!!

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今日から俺は!! 15巻 - 小学館eコミックストア|無料試し読み多数!マンガ読むならeコミ!

 

基本的に、ゴリラみたいな人が好きなんですよね。

単純で騙されやすくて、ただただいいヤツ。

ほんっとにいいヤツ、心底いいヤツ。

こんな人と結婚できたら幸せだろうなぁって・・・

あと顔が好き(2回目)。

実写ドラマ観てから再燃しつつあります。

おかげで太賀さんを見るとドキッとするようになりました。

twitter.com

 

 

花井梓 / おおきく振りかぶって

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『おおきく振りかぶって(3)』(ひぐち アサ)|講談社コミックプラス

 

私は花井くんタイプなので、彼にどうしても感情移入しちゃいます。

真面目で、ぐるぐる考えちゃう系男子、好きですすごく、人間らしくて。

わか〜るわかるよ君の気持ち。

 

 

平古場凛 / テニスの王子様

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ずっとゴーヤが苦手だったからよ...|JUMP j BOOKS 25周年企画 『許斐剛の天衣無縫の人生相談〜人生って楽しいじゃん〜』お悩み募集中!!|JUMP j BOOKS|集英社

 

中の人が素晴らしすぎて、ドキサバ堕ちした女です。

吉野裕行は天才なのか。

こんな顔しておばぁちゃんっ子なんて、反則すぎませんかね。

テニスは、リアルタイムで見ていたころはご多分に洩れず「キャ〜不二センパ〜イ!」だったんですが、この歳になって平古場くんの男気っぷりすっかりやられてしまいました。

比嘉中は、初期はあんなでしたが、もうすっかり愛すべきヒールになってしまいましたね。

ロケ◯ト団ポジション。

平古場くんが、一番うちなーぐち強めな気がします。

甲斐くんは割と標準語に近いですよね。

 

 

荒北靖友 / 弱虫ペダル

f:id:umax0212:20181118201544j:image

弱虫ペダル 第21巻 | 秋田書店

 

いやよっちんさんが好きなだけやろというご指摘、ジャンジャン受け付けておりますまったくもってその通りでございます。

友人に、「荒北好きってだけでお前の好みがよくわかる」とまで言わしめた荒北くん。

でも、女性はみんな好きなんじゃないですかね、こういう子。

かぁっこいいんですよ。

努力する人はかっこいいです。

努力しているところを、かっこ悪いところを見せられる人は、かっこいい。

 

 

針谷幸之進 / ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Kiss

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ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season|登場人物

 

みんな大好きときメモから。

GSは1.2.3全部買いましたが、2が一番好きかもしれないです。

まぁ、ときメモって、それぞれのルートやるとその子のこと好きになっちゃうんでみんな好きなんですけどね。

ハリーは友好状態から好き状態になってからのデレっぷりが、めちゃくちゃ可愛くて好きです。

こんな見た目なのに掃除が趣味だったり、お城が好きだったりするの、いい。

1だと隠しキャラの天童壬くん、3は桜井琥一くんが好きです。

 

 

アイザック・フォスター / 殺戮の天使

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キャラクター:殺戮の天使(作者:星屑KRNKRN(真田まこと))公式サイト|無料で遊べるゲームマガジン

 

フリゲからも。

ザックめちゃくちゃかっこいいですよね。

ラストはダバダバ泣きました。

「私を殺して」って、殺天の世界の中では"死"という意味ではないように思えます。

勝手な私の解釈なので、それが「何か」は、ここでは言いませんが。

ザックは勉強はしてこなかったかもしれませんが、すごく賢い人だと思います。

言葉の選び方も好き。

 

 

松野カラ松 / おそ松さん

f:id:umax0212:20181116221331p:image

TVアニメ「おそ松さん」公式サイト

 

やっぱり脳筋が好き。

悲しくなるくらい優しい人が、どうしても愛おしくって、私は弱いです。

貧乏くじを引きやすい人が好きなのかもしれないです。

幸せになってくれ頼む。

 

 

有栖川帝統 / ヒプノシスマイク

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CHARACTER|男性声優キャララップバトル『ヒプノシスマイク』オフィシャルサイト

 

野津山さんってヒプマイがデビューなのに、めちゃくちゃお上手でびっくらこきました。

ラップも一番好みです。

あぁいう語尾をバッサリ切るラップ、マシンガンみたいで、耳が心地良い。

低いようで高い不思議な声が、すごく、21歳の"オトコノコ"らしくって「どうかそのままでいて・・・」ってなる。

帝統くん、ギャンブラーのくせに人のこと信じやすいし甘え上手っぽいし、彼のおかげで初めて歳下男子いいなぁと思うようになりました。

 

recochoku.jp

 

 

以上、私のお気に入りのキャラクターさんたちを集めてみました。

人様の推し遍歴を聞くのが好きなので、自分もいつか文章にしてみたいなぁと思っていたのですが、いつにも増して自己満な感じに・・・

まぁ、もともとブログなんて自己満ですし!!

もし、この中に「私も履修したよ〜!」てジャンルがありましたらば、お気軽に声をかけていただけますと嬉しいです。

 

いろんな方の、推しさん遍歴が聞きたいです。

誰かが誰かを「好き」とだと言うその感情って、キラッキラして眩しくて・・・それだけで元気になれる気がします。

 

それでは、長々とお付き合いいただきありがとうございました!

 

twitter.com

 

直近で一番楽しみなのは、これだ〜〜〜!!!!

「かっこ悪い」をかっこよくできる人でありたいという話

 

地獄か?というくらい暗いですし、ものすごくどうでもいい私の個人的な話ばかりなのでご注意くださいませ。

それでもお付き合いいただける方は、最後まで読んでいただけると幸いです。

あいも変わらず支離滅裂でまとまりのない文章ですが、私なりに「生きよう」とした想いをしたためてみました。

 

 

 

 

ブログを書くくらいですから、基本的に自分は、文章を書くのが好きなんだと思っています。

ありがたいことに、好きが高じて学生時代、私の書いた拙い論文やスピーチ原稿を、評価していただいたこともありました。

当時、将来どんな仕事に就きたいかという質問には、必ず"文章を書く仕事"と答えていた覚えがあります。

残念ながら、今の仕事は文章を書く仕事ととは正反対くらい、かけ離れたものなんですが・・・

 

ここ最近仕事が立て込んでいたこともあり、人間関係なんかも嫌になってしまいまして、テンションどん底のまま会社を行ったり来たりする毎日です。

も〜全部イヤ!状態。

そもそも何がしんどいかと言いますと・・・うーん、本当に言葉で説明するのはすごく難しいのですが、一言で言うと、他人のことが気になって、自分の仕事が全く進まないのです。

感覚的には、部屋のあちこちに自分のアンテナが設置されていて、ほんの少しの環境の変化や誰かの感情の起伏に伴って、居ても立っても居られず、じっとしていられなくなってしまうような、そんな感じです。

やらなければいけないことに気付き、やり始めると同時に、また別のやらなければいけないことに気付いてしまい頭がぐちゃぐちゃになってしまう。

人や物事に対して優先順位を付けられないので、全ての人に平等に対応しようとして、全てのことを全力でやろうとして、体力だけ消耗しひどく疲れてしまう。

周囲の会話や物事の経緯をやたらと把握してしまうので、気が利くと言えば聞こえはいいですが、結局自分のことは何もできていないのです。

 

また、わかりやすい攻撃的な言葉はそこまで気になりませんが、ふわっとした感覚的な言葉は、トゲのように心に引っかかります。

「さっきのはこういう意味で言ったんじゃないか?」「実はこういう裏があったんじゃないか?」とずーっと考え込んでしまい、言葉の表面上の意味だけを受け取ることができません。

 

苦しいけど、「苦しい」と発することはもっと苦しくて、声になる前に死んでしまった私の言葉たちが、私をチクチクと責めていきます。

"こう"なって思ったんですけども、人間の感情?心?には容量があるらしく、「苦しい」だったり「つらい」だったり、声にならなかった私の感情たちは、まず心の空いているところから陣取っていくんですね。

私の場合は「苦しい」「つらい」の次に訪れる感情が「これは全部自分のせいだ」だったわけで、まず最初にそんな負の感情たちが空きスペースを占めていって、空いたところがなくなると、人間って面白いもので、少ないながらも確かに存在した私の"陽"の感情が陣取っていたスペースを、頼んでもいないのにうまいこと侵食していくんですよね。

そうして、「これは全部自分のせいだ」で真っ黒になった心は、最終的に「私は存在する価値のない人間なんだ」という結論を吐き出します。

非常にシンプル。

物事を0か100かでしか考えられない、典型的な頭カチコチ人間です。

そうなると、微かにあった前向きな感情も、他者への怒りでさえも呑み込まれ、完全に心はまっくろくろすけになってしまいます。

しかし、何故せっかくあった前向きな気持ちを犠牲にしてまでこんな思考回路になってしまうのかは、自分でもわからないのです。

でも人間は基本的に、あえて自分を苦しませるような方向にはいかないと思うので、私にとってはそう考える方が楽なのかなぁなんて、そんな風にさえも思います。

それか私がものすごくドMか。

 

自分のことを話すのが苦手で、どうしても心のキャパが負の感情でいっぱいになってあ゛〜〜〜!!!!となったときは、髪をバッサリ切ったり、ピアス開けたり、メイクを変えてみたり、ネイルしてみたり、そういうところでしか表現することができない女です。

こ、こじらせてる・・・

 

‪文章にすれば、この息苦しい気持ちも少しは楽になるのかなぁと思いいろいろと考えたわけなのですが、えー、平成も終わろうとする中、近ごろはブログというものすご〜く便利なツールがあるらしくてですねぇ・・・(すっとぼけ)

つまり、以上が今回ブログを更新するに至った経緯であります。長い

 

そうなると、もう職業病ではありますが一つ引っかかることがあると徹底的に調べてしまうので、いろいろな記事を探していたんですが、その際すごくびっくりするQ&Aにたどり着きまして。

 

人の考えている事がわかりすぎる事への対策教えてください。

わかりすぎているのか、勝手に深読みして察知しすぎるのか・・とにかく人の事を考え過ぎて自分が辛いという生き方しか出来ず・・。たとえば、説明しにくい事でも”なんとなく”察知したり、気付いたりしてテレビを見ていても(お笑い番組とかトーク番組)いろんな人のいろんな感情など考えている事や、たぶん、こういう事を意図しての発言なのではないか・・とかがわかり??しんどくなります。そして人間が怖いという事にも繋がったり・・。

自分の周辺で起きていることも、あの人がこう言ったのは、こう行動したのは私がああしたからだ・・と、自分の事も第三者の目で見れてしまうので、それがいい方向に向けばいいのですが、自分を責めて責めて内に閉じこもってしまうため・・全くダメな方向に行ってしまいます。人の事が読めて??しまうが故に、余計に、どんどん深みにはまって取り返しがつかない所までいってしまうというか・・。

とにかく自分の存在がどんだけ周りに悪影響を及ぼしているんだろう・・と情けなくもなりますが、周囲の人からは、よく「もっと自信持てばいいのに」と本当によく言われるので、また落ち込みます。

いろんな事に対して真正直に受け止めて対応したり敏感すぎるために脆いと思います。それを自分の個性だと思えてプラスに活かす事ができればいいのですが・・

もっとタフに鈍感になるにはどういう事からはじめればいいでしょうか・・

人の考えている事がわかりすぎる事への対策教えてください。 -人の考え- 失恋・別れ | 教えて!goo

 

私、いつ投稿した?

本気でそう思いました。

とは言っても、勝手にここまで同調してしまうのは投稿者様には忍びないですし、私のことを知る人からすると「全然ちげーよ」とお叱りを受けてしまうかもしれませんが、私自身が日々感じる苦痛は、この質問の中に全て詰まっているんですね。

こちら2010年の投稿なんですが、投稿者様は今どうされているのか、すごく気になります。

一度お話を伺いたいくらいです。

せめて、元気にしてらっしゃることだけでも知られたらなぁと・・・

 

少し昔話にお付き合いいただくのですが、こんな地獄のように暗い私でも、学生時代は割と元気で、どちらかというと「ネアカ」だったんですね。

大人しくて真面目な子というより、人前に立ってバカなこともやるような、まぁ、活発な方だったとは思います。

ただ、いつもヘラヘラしているのでどうやら私は何を言ってもいいと思われているんだろうなぁとはうすうす感じていました。

先生や同級生からの行き過ぎた"イジり"に人知れず泣くことも少なくはなかったので、まぁ、ネクラ街道の片鱗はあったのかもしれませんね。

そこで泣いたら、悔しいじゃないですか。

本当に"かわいそうな子"になってしまうじゃないですか。

そんなの、惨めです。

悲しいです。

私が笑っていさえすれば、私はかわいそうな子ではなく"いじられキャラ"になれるわけで。

いやぁ、自分で作り上げた足場に飲み込まれてしまうのは、みっともないものですね。

 

でもまぁ、この性格で得したなぁと思うことがあることも確かです。

笑顔を褒めていただくことも、「いつもニコニコしてるから、繭ちゃんが来ると何でも判子押してしまうわ!」なんて言っていただけることだってあります。

あるんですよ、これでも。

 

ただ、もちろん世の中はそういう方ばかりではなくて、私のような人間が気に食わない方もいらっしゃるんですよね。

「何がそんなに可笑しいんや」と怒られたことも、「お前は悩みなさそうでうらやましい」と馬鹿にされたこともあります。

そんなときは、何と言いますか、これもまた説明しづらいのですが、ポキッと張り詰めていたものが折れ、すーっとまるで自分を第三者の目線で見ているような不思議な感覚になります。

俯瞰的に自分を見ているような、そんな感覚です。

そして私はこう答えるのです。

 

「そうなんですよね〜!ほんっと、悩むこととかないですもん!」

 

正直、笑ってはいますが別に面白くも何ともないです。

何で笑っているかもよくわかりません。

ただ、顔の筋肉がそう動いて、後は「あはは」と音が喉から出る、ただ、それだけです。

怒られれば「すみません」と返すし、馬鹿にされればとことん馬鹿を演じます。

 

しかし、私の"これ"は、別に誰かに強要されたわけでもなく、私自ら進んでやっていることなので、嫌ならやめればいいだけなのです。

やめればいい。

やめればいいのに、また誰かの感情を勝手に感じ取って、それが正解かもわからないのにその感情を元にまたぐるぐると考え込んで、そして勝手な結論にたどり着いてしまう。

声にもしないから、答え合わせもできない。

勝手に出した答えだけが、私の首を絞めていく。

きっと明日も、明後日も。

 

いや、暗っ・・・

えー、少し前向きに話を進めたいので、一旦まとめますと、つまり、前に述べたQ&Aを見て、私はすごくびっくりしましたし、何より少し心が楽になったような気がしたんです。

私と同じような人がいるんだということに、です。

そして調べ物を続けていくうちに、こちらの本にたどり着いたんですね。

 

www.kinokuniya.co.jp

 

なんかすごくアフィっぽいですが・・・

もちろん書かれてあること全てに当てはまるわけではないんですが、どうやら私は、HPSと呼ばれる特性らしく、それも、そう珍しいことでもないみたいなのです。

 

HPSとは・・・

繊細さんは、他人が気づかない小さなことに気づく人です。感じる力が強く、多くの情報を受け取る人とも言えます。

その対象は、多岐にわたります。人の表情や雰囲気、気温の変化、わずかな音、仕事の改善点、自分の気持ち……。その結果、「人と長時間一緒にいると、疲れる」「小さなミスに気づいて仕事がはかどらない」と、悩みがちです。

繊細さんであることは「性格」ではなく、生まれついた「気質」です。ですから、自分の意思で「気づく・気づかない」をコントロールすることはできません。アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が、こうした人たちを「HSP(Highly Sensitive Person)」と名付けました。脳の神経システムに違いがあり、5人に1人の割合でいるとされます。

敏感なあなたは「繊細さん」かも HSPの生きづらさを軽くする方法 - withnews(ウィズニュース)

 

HPSの人は、自分の感受キャパを虫取り網に例えると"目が細かく大きい網"だそうです。

情報を受ける範囲が広く、さらに受け取った情報も取り逃がすことが少ない。

 

思えば、確かに高校のときの担任の先生からは、「繭さんは感受性が豊かだよね」と事あるごとに言われていました。

今見ると卒業文集にも書かれていました。

当時は褒められていると思っていましたし、先生もきっと良かれと思って言ってくださっていたんだと思いますが、今となっては・・・何とも言い難いですね。

 

働き始めてこんな風になってしまったので、てっきり私は体力が落ちたのだと、そう思っていました。

学生の頃の動画を見たりすると、本当、自分にたまげます。

元気か。と。

しかしどうやら、ただ体力がなくなっただけではないようで、学校という比較的気を張らなくてもいい集団生活の中では、私のこの生まれ持った気質が明るみになることはなかっただけであって、「職場」という常に責任が伴う社会の中では私のこの気質がバンバン顔を出し、生きづらさを増長させているのかもしれないと感じました。

 

いつもこのブログを読んでくださっている方からすると何を今更というお話なのですが、ここはあえて、私が応援している俳優さんのことを「推しさん」と呼ばせていただきます。

こんな内容なので、あまりお名前を出したくなくてですね・・・

 

以前の記事でも申し上げましたが、私にとって推しさんは、"自分の生き方を省みるチャンスをくれる存在"であります。

大げさだと、たかが趣味で何を言ってるんだと鼻で笑う方もいらっしゃるかもしれませんが、何せ私は超がつくほど不器用女なので、紛れもなく本心なのです。

堅物クソ真面目。

 

少し前に友人に、「なぜ急に推しくんのことを好きだと言い始めたのか」と聞かれました。

きっと、私の口から推しさんの名前をやたらと耳にするようになったのが、彼を知って一年以上経ってのことだったため、気になったのでしょう。

ずっと"かっこよくて歌とダンスが上手い俳優さん"という認識でしかなかった彼が"推し"と呼べる存在になった決定的な瞬間は、普段穏やかでマイペースな彼は、実は胸の内では熱いマグマをグラグラと燃やしていて、腹を括ってなりふり構わず"かっこ悪い"ことをできる人なんだと、気付いたときでした。

これも何度も言っているかもしれませんが、かっこ悪いことをできる人は"かっこいい"です。

 

対して私は・・・一言で言うと、「ダサい」のです。

激ダサです。

他人のことばかりを気にして、他人からどう見られるかばかりを気にして、そんな生き方を続けていたせいか結局自分がどうしたいのか、わからなくなってしまいました。

思ってもいないことを言ったり、悲しいのに笑ったり、私はずっと自分を殺し続けてしまったんでしょうね。

そんなの、「私」がかわいそうです。

 

見栄っ張りで意地っ張りで、可愛げのない私は今、どうしたら推しさんのように"かっこよく"いられるか、自分の生き方を模索している最中です。

まずは自分のかっこ悪いところ、弱いところを開けっぴろげにしていくことが大事なんだと思います。

そうして怖いものを一つずつ、減らしていかなければいけませんね。

そうすれば自ずと真っ暗だった道にも、光が当たるんだと思います。

 

できれば推しさんのように、彼に恥じないような人間になれるように。

 

しかし、今びっくりしているのは、この記事の冒頭は本当に地獄みたいにドン底テンションの文面なのですが、書き進めていくうちに少しずつ内容が前向きというか、穏やかになっていることなんですよね・・・

文字に起こして、自分の中で感情の整理ができたのかもしれません。

 

こんな見苦しい内容にも関わらず、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

こんな拙い文章ですが、もし私と似たようなことで苦しみ、人に悩みを打ち明けられなかった方が、「同じような人間もいたんだなぁ」と少しでも前向きな気持ちになっていただけたら幸いです。

 

明日からまた一週間、元気に失敗していこう!!!