ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち- 』〜俺たちは兄弟だ!〜
そういえば、昨年の今頃も"革命"を観ていたような・・・🇳🇱
というわけで、229年前のフランスに想いを馳せながら、熱く美しい革命劇を観てきました。
私が説明するまでもない有名な物語だとは思うのですが、例によって例のごとく、がっつり公演の内容に触れますので、お気をつけください。
<ストーリー>
民衆は貧困にあえぎ、貴族は贅沢に溺れる18世紀末のフランス―。
農夫ロナンは父を貴族に殺害されたことをきっかけに、
パリへ飛び出し、革命派に身を投じる。
ロベスピエール、ダントン、デムーランら熱き仲間を得て、新しい時代に希望を燃やす。一方、宮廷に仕える心優しき侍女・オランプは
マリー・アントワネットとフェルゼン伯爵の逢瀬を手引きしてパリにやってくる。
マリー・アントワネットをつけ狙う一味との騒動に巻き込まれたロナンは
オランプと運命の出逢いを果たす。決して出逢う筈のなかった二人は強く惹かれ合うも、対立する身分が壁となる。
そして、愛に悩む彼らの心を揺さぶるかのように革命の足音が近づいてくる…。1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃。
遂に革命の火蓋が切って落とされる―。
まず初めに、一言言わせてください。
渡辺大輔さんが!!よかった!!すごく!!!!!
「武器をとれ!」
さすがは、最近よく聞く音楽の話になって、「正直に言っちゃうと、ミュージカル楽曲しか聞かない・・・」とおっしゃる渡辺さん。
初演ではいろいろと、悔しい思いをされたみたいで、今回の再演では意気込みというか決意というか、舞台にかける"思い"が痛いほど伝わってきました。
もともと、生まれもった"声"に恵まれている方なので、低く力強い歌声が本当に魅力的です。
私が渡辺さんを、いいなぁと思うところの一つ。
「人を褒めるのが上手なところ」です。
誰かを褒めるって、案外難しいものです。
それも同業者で、同世代の同性となると、仲間でもありますがライバルでもある。
悔しさも相まって、褒め言葉を言うにもなかなか素直になれない人が多い中、人の良いところをサッと心から言ってのける、それも人前で言えるあたたかさが、すごく素敵だと思います。
そんな人の良さが滲み出ている渡辺デムーラン。
今回そこに最強の歌声が加わったことで、ただの"いいヤツ"ではない、強い意志を持った革命家らしさが良く出ていて、月並みな言葉になってしまうのですが、すごく感動しました。
「自由になったらまた会おう」
▷ロナン・マズリエ(加藤和樹さん)
そして、マタ・ハリは観に行けなかったので、フランケンシュタインぶりの加藤さん。
ロナンという役は、初めて見ると「いや情緒不安定すぎん?」となりがちで、感情移入できない方も多そうなキャラクターですが、加藤さんのロナンはとても説得力のあるロナンです。
特に一幕終わり。
ロベスピエール・ダントン・デムーランの三人を信じたいのに、今までの苦労経験がそれを邪魔してしまうという彼の葛藤は、グッとくるものがあります。
私は大体、ここで既に泣いています。
ああやって強がってはみるものの、本当はとても繊細で純粋な青年なのだと、ロナンの気持ちに納得せざるを得ません。
そして、加藤さんの歌。
ソロももちろん好きなのですが、個人的にはデュエットが大好きなんです。
神がかったハモりセンスを持ってらっしゃる。
相手の気持ちを汲み取って、合わせるのがお上手なのか、はたまた持って生まれた声質が為せる技なのか・・・
レディ・ベスの平野綾さんとのデュエットのときも思いましたが、今回の神田沙也加さんとのデュエットも、すっごく心地良いハーモニーでした。
「自由とは、他人を害さないすべてのことをなしうることである」
▷オランプ・デュ・ピュジェ(神田沙也加さん)
加藤さんがとても大きい方なので、華奢で小柄な神田さんだと妹のように見えてしまうのではないかと、加藤ロナンにはねねさんの方が相性がいいのかなぁなんて勝手に思っていましたが、とんでもなかったです。
聡明でドが付くほど真面目ですが、とても不器用でいじらしい女性。
「そんな生き方しかできない」の台詞に、胸を打たれました。
わかる〜〜〜(泣)と思ってしまう。
オランプちゃんは、マルチタスク苦手人間と見たぞ・・・!
見た目も中身もすごく可愛いので、「オランプちゃーん!」となるラマールの気持ちもよくわかります。
「愛する人の元にお行きなさい」
▷マリー・アントワネット(凰稀かなめさん)
王妃がオランプに、自分か愛する人どちらを選ぶのか問うシーン、号泣ものです。
いつまでも世間知らずの女の子だったアントワネットが、慈悲深い"フランス王妃"へと成長していく、とても人間らしいかなめさんのマリー・アントワネット。
お顔がものすごく小さく、すごく可愛らしい方で、元男役には見えません・・・
フェルゼンとのシーンは、本当に乙女モード全開で、アントワネットは子どもがそのまま大人になったような人だなぁと思います。
初演のお花様も観たかったなぁ。
「誰のために踊らされているのか?」
三浦さんは、ダンスのような演技をされる方ですよね。
所作の一つ一つ、手の動きなんかが、踊っているみたいにしなやかで、好きです。
初演の古川さんは、冷徹というか、あまり感情を露わにしない、恐怖政治の片鱗を見せるロベスピエールでしたが、三浦さんのロベスピエールは、すごく感情豊かで、"アツい"。
渡辺「最後にロナンが死ぬシーンで、ふたり(ロベスピエールとダントン)の嘆き方がとても大きいんです。でも僕は冷静。...前回はそれが、逆だったじゃない?」
上原「そうだった」
渡辺「デムーランがボロボロ泣いていて、ロベスピエールとダントンに肩を叩いて慰められたりしてた。でも今回はそれが逆になっている、ロベスピエールがボロボロになってるっていうのが、その後の彼らを考えるとゾッとしちゃって」
上原「だからこそ袂を分かつ、みたいな?」
渡辺「うん、(ロナンの死で)ロベスピエールの中で何かが弾けて、そのまま...」
上原「どんどん恐怖政治に向かっちゃう、というね」
【1789特集(7)】革命家トリオ登場! 三浦涼介&上原理生&渡辺大輔が語る『1789 -バスティーユの恋人たち-』 - げきぴあ
史実では、ロベスピエールとデムーランは対立してしまいますが、「革命の兄弟」と歌った彼らのことを想うと、切ない気持ちになりますね。
二人とも処刑されてしまいますし・・・
三浦さんのロベスピエールは、迷いというか葛藤というか、一人の人間が壊れていく姿を、表現しているように感じました。
「モテない俺に乾杯!」
▷ジョルジュ・ジャック・ダントン(上原理生さん)
とか言って、実のところコイツが一番モテてんだろうな〜〜〜!!!!と思わせてくる上原ダントン。
さすがの歌唱力で、上原さんが出てくると妙な安心感がありますね。
すっかり革命家俳優になられた上原理生さんですが、マイクの入っていないときに、アドリブらしき台詞をよく呟かれて、すごく面白いです。
何ておっしゃっているのかは、いつもよくわからないのですが・・・(笑)
「綺麗事だけじゃ生きていけないわ」
▷ソレーヌ・マズリエ(ソニンさん)
圧倒的カリスマ。
何でしょう、あのソニンさんの存在感・・・
ソレーヌ一人で革命成功するんじゃないかと思わせてくれるあのオーラには、鳥肌が立ちます。
強い女性ですが、やはり彼女もロナンと同じく繊細で純粋な人なので、ダントンに出会えてよかったなぁと。
パン屋襲撃を止めに来たダントンに優しく抱かれるソレーヌを見て、そう思いました。
止めてくれてよかったと、ホッとしているような姿がいじらしいです。
「私は神だ!」
▷シャルル・アルトワ伯(吉野圭吾さん)
「私は神と同じだ」と歌っていたのが、最終的には「私は生きた神なのだ」と、勝手に神様に昇格してしまうのが面白すぎて、すごく好きです。
アルトワは、敵なんですがちょっと抜けていて、可愛げがある憎めないキャラクターですよね。
地位や権力でしか、愛を手に入れられないと思っている、「そういう生き方しかできない」悲しい人。
好きな子をモノにしようとして思い付いたのが、催眠術と媚薬って・・・こじらせてる〜〜〜!!!!
彼もロナンやオランプと同じく、すごく不器用な人なんだと思います。
その不器用の方向が、すこし違っているだけで・・・
「危険分子は連行致しました!」
▷オーギュスト・ラマール(坂元健児さん)
サカケン劇場に迷い込んでしまった・・・
めちゃくちゃ面白いのに、めちゃくちゃ歌上手い。
心配ないさ〜〜〜!!が頭をよぎってしまう・・・
面白いんですが、ただめちゃくちゃやるのではなく、すごく周りの空気を読んで笑いをとる方だと思いました。
なんだかんだでオランプは、ラマールに何度も助けられているのでは。
登場するだけで会場の爆笑をかっさらってしまうサカケンさんに、拍手。
「あなたと、あなたの愛する家族を守りたいのです」
▷ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン(広瀬友祐さん)
デカい。
とにかく大きくてかっこよくて、「イケメン」というより「いい男」と言いたくなる広瀬さん演じるフェルゼン伯爵。
あまりのお顔の整い具合とスタイルの良さに、じっとしているとマネキンさんのようです。
史実ではフェルゼン伯爵が国王一家を逃すため尽力するのですが、果たしてその判断が良かったのか悪かったのか・・・
亡命は失敗、民衆の怒りは爆発し、王妃は処刑されてしまいますからね。
そのせいで、伯爵自身も自暴自棄になってしまい、とても悲しい最期を迎えてしまうので・・・
「国王陛下の名のもとに」
▷ラザール・ペイロール伯爵(岡幸二郎さん)
ペイロールは、一見堅物クソ真面目な男性に見えますが、アレは変態なんだと思います。
でも岡さんだとかっこいい。
めちゃくちゃいい声。
「サイズ感から個性から、全然違いますからね。ペイロールとしては、小池徹平くんの方が『いたぶってる』感が強い(笑)。加藤くんも言ってましたもん、『なんか小池くん、かわいそうになってきた』って(笑)。私はここで鞭を使うんです。宝塚版でも星条海斗さんが使っていましたけど。最初、小池先生は使わないっておっしゃっていたんですが、鞭職人に自らオーダーなさったんですって。叩いても痛くない鞭で、音も鳴らないはずだったんですけど初日に私がやったらピシッと鳴って。小池先生もお喜びのご様子でした(笑)。
ミュージカル界の濃い貴公子、岡幸二郎が斬新なフレンチ作品で咲かせる悪の華! : 若林ゆり 舞台.com (2) - 映画.com
いや、変態なのは小池先生なのかも・・・
まだまだ触れたいことがたくさんあったはずなのですが・・・やっぱりブログ書くのって、すごい体力使いますね。
言ってしまえば自己満みたいなものなので、忘れないうちに書いておこうとは思っているのですが。
しかし、加藤和樹さん、渡辺大輔さん、三浦涼介さんのお三方が肩を組み、「俺たちは兄弟だ」と歌い上げる姿には、グッとくるものがある。
それはきっと、今日のミュージカル界を担う次世代の若者たちの姿が、229年前、フランスで自由を求め立ち上がった若者たちと、重なるからなんだと思います。
身分関係なく、全ての人々が地に一直線に並ぶ中、ロナンだけ天にいるあのラストは、涙なしには見られません。
オランプの悲痛な叫び、そして革命家三人の、あの無念の表情が、頭からこびりついて離れない。
人はいつの日にか
辿り着くだろう
愛と平和に満ちた
輝く世界
いつの日か*1
「自由になったら会おう」と誓ったロナンとオランプ。
切ない約束だと思います。
"自由"とは、"他人を害さないすべてのことをなしうること"。
ロナンはやっと自由になれたんだと思うと、もう泣けてくるったら・・・!!!!
そんでもってカーテンコールでは加藤さんが一番最後に出て来るんですから、そりゃあもう、胸熱です。
あぁ、相葉さんの0番も見たい・・・
2019年の相葉さんは、革命家になる前にバンドプロデューサーになるみたいです。
twitter.com2018年12月~2019年1月ミュージカル「オン・ユア・フィート!」エミリオ・エステファン役として出演します!チケット先行予約に関してはグランアーツメルマガにて配信しますのでお待ちください(*^_^*) https://t.co/m4Abe8qQvI pic.twitter.com/IHFaC5S5Ey
— 相葉裕樹 (@aibatchi) 2018年7月13日
ブロードウェイ版のハイライトを見た感じだとがっつりラテンショーな雰囲気で、渡辺さんはめちゃくちゃ「っぽい」んですが、相葉さん、どうでしょうか。
いずれにせよお二人とも楽しみです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ボンニュイ!
二次元が三次元になったとき
突然ですがみなさんは、推しさんに演じて欲しい役なんてものは、ございますでしょうか。
私は兼ねてより「これ演ってほし〜〜〜〜頼むまじで頼む(泣)」と思っている、とあるミュージカルのとある役があるのですが、いろいろなことに配慮しようとさすがに公には口に出せず、悶々としているところです。
とある役者さん演じるその役が、めちゃくちゃかっこよかったんですよね・・・
しかし!
まだ誰も演じていないキャラクターなら、願望くらいなら言ってしまってもいいだろうと、居ても立っても居られなくなってしまい、勢いでブログを更新しようしている次第です。
率直に申し上げますと、
藤真健司、一択です。
スラムダンクという作品は、私が紹介するまでもない超名作なのでいろいろと割愛しますが、藤真健司と聞いて「あ〜〜〜名前はわかる、あの、翔陽の、アイツね、"オレのいないところでNo.1争いをするなよな・・・"のヤツ」という、顔が薄ぼんやりしか思い出せない方は、今すぐ本棚からスラムダンク10巻を取り出してみていただきたいですし、「スラムダンク??FUJIMA??誰???」という方は、ぜひGoogleの検索欄に「スラムダンク 藤真」と入力して、画像検索してみていただきたいです。
私がなぜ相葉さんに藤真を演じて欲しいか、一発で理解できると思われます。
井上先生は、相葉さんをモデルに藤真を描いたのでしょうか??
ここまで言っておいて、正直私個人としては、藤真は特に推しというわけではなく、スラムダンクでは間違いなく水戸洋平が一番好きなんですが、推し(三次元)が推し(二次元)を演じてくれるなんて、オタクとしてそんな幸せはないですよね。
その繋がりで、舞台化と実写化の違いについて少し文字に起こしておきたいことがあり、もうしばし、お付き合いいただけると嬉しいです。
実は、二次元の推しが昨年、三次元になりまして。
twitter.com\鬼の副長・土方十四郎🚬/
— 映画『銀魂2』公式 (@gintama_film) 2017年3月5日
真選組一のモテ男だが、テロリストのみならず、隊士からも恐れられる真選組No.2⚔ヘビースモーカーで重度のマヨラー。演じる柳楽優弥さんは「十四郎役にプレッシャーを感じている」と話していましたが、どんな十四郎を見せてくれるのか?お楽しみに!#映画銀魂 pic.twitter.com/iklzvvGfGt
土方十四郎という男は、もう私がオタク駆け出しのときから、10年以上好きなキャラクターです。
そんな彼が満を持して実写化するってんですから、初めは超〜〜〜〜〜不安でした。
しかしそんな不安は、ビジュアルカットを見た瞬間吹っ飛びましたね。
twitter.com\\✨キャスト解禁WEEK✨//
— 映画『銀魂2』公式 (@gintama_film) 2018年5月25日
真選組・鬼の副長、土方十四郎役に#柳楽優弥 さん✌️
#映画銀魂 pic.twitter.com/B2G29t5YvT
この顔面力で黙らせてくる感じ・・・ありがたやありがたや・・・
私がミュの宍戸亮を見たときは、「宍戸さんって実在したんだ・・・」と思ったのですが、柳楽さんの土方さんを見たときは、「あ、柳楽くんって、土方さんだったんだ・・・」と思ったのです。
やべー奴でしょ、これ、完全に。
まぁ、これは極端な例として、舞台化と実写化って、こういうところが違うよなぁなんて思います。
私の超個人的な、その上、またいつもの"感覚"の話になってしまうのですが、
舞台化は、二次元が三次元化するイメージです。
あくまで二次元先行。二次元ありき。
元ネタの世界観丸ごと三次元に持ってきた感じです。
実写化は、「この二次元のキャラクターって、現実に存在するとしたらこんなカンジじゃね?」という思いが、一つ作品になったようなイメージです。
こちらは、どちらかというと三次元に重きを置いているのかもしれませんね。
二次元のキャラクター、一人一人を、三次元に変換しているというか・・・
あくまで「もしも」の世界なんですよね。
他の実写化したキャラクターもそうでした。
銀さんも現実にいたらこんな感じなんだろうな〜と思いましたし、新ぱっつぁんや神楽ちゃんに至っても同意見です。
しかし、私が初めて舞台で、走り、汗をかき、歌って踊りながら全力で試合をする彼らを見たときは、
「氷帝テニス部って本当にいたんだ・・・」と、思ったのです。
きっとこれは私だけでなく、初めて自分の好きな作品の.5を見たとき大多数の人が感じる衝撃だと思います。
「もしも」の世界じゃない、間違いなく彼らがそこに「いた」んです。
これは、実写ドラマ・映画化されたキャラクターを見てもなかなか得ることのできない感情なのかもしれません。
ただ私は運のいいことに、柳楽さんの土方さんを見て、土方さんはここにいたのか!というやべー感情を抱いてしまったので、例外は少なからずある、ということですね。
私くらいの世代は、二次元の初恋と言えば、
- 不二周助 / テニスの王子様
- 土井半助 / 忍たま乱太郎
- 地場衛(タキシード仮面)/ 美少女戦士セーラームーン
が3TOPだと思うのですが、見事お三方とも三次元化しているので、なんだか感慨深いですね。
相葉さんがまさかタキシード仮面のオーディションを受けていたなんて・・・
不二先輩が三次元になったとき、土井先生が三次元になったとき、まもちゃんが三次元になったとき・・・私は残念ながらリアルタイムでその感動を味わうことができなかったので、当時のみなさんの意見を聞けたらなぁと、願わずにはいられません。
twitter.com最重要キャラクター〝トッシー〟
— 映画『銀魂2』公式 (@gintama_film) 2018年6月29日
\✨ビジュアル解禁❗️/
真選組〈鬼の副長〉と呼ばれ厳格でクールな土方十四郎がある日突然、ヘタレオタク〝トッシー〟に‼️👀
同じ人物ながら、中身の全く違う2つのキャラクターを演じる #柳楽優弥 さんの怪演に注目してほしいでござる🕶#銀魂2✌️ pic.twitter.com/8u5GRu6qlD
あーあー、ヤマトの諸君。
今年の夏も楽しみが盛りだくさんで、まだまだ死ねないなぁと、我ら社畜はまた一週間仕事を頑張るために尻をぶっ叩いているところであります。
オタク、サーカスもの好きすぎる説
twitter.comウーマンオブザイヤー無事に大千秋楽を迎えました。応援して頂いた皆様ありがとうございました。テスとサム、漫画家チームと^ ^
— 相葉裕樹 (@aibatchi) 2018年6月10日
トーク&ライブも無事に終わりました。楽しかった〜(*´ω`*)
温かく見守って頂きありがとうございます。また是非遊びに来て下さいね!
うほっ。 pic.twitter.com/DrbrZHxvuW
お疲れさまでした〜〜〜!!!!
笑って、笑って、ほんのちょっぴりうるっとして、まさに"幸せしかない"空間を、ありがとうございました。
千秋楽とTALK&LIVEのレポを書かんかいというお話なのですが、体力がドン底なので、ゆるっとした記事を書きたくてポチポチ始めた次第でございます。
先日、生執事サーカス編のDVDを見返していて、サーカスとオタクコンテンツの相性ってバツグンにいいなぁと思った話です。
思えば、SLAZYシリーズにて、加藤良輔さん演じるDeepの持ち歌の一つも、「The Runaway Pierrot」でした。
Deepの生き方、そのものを表しているようで、めちゃくちゃ好きな曲です。
明るい調子なのに、なぜかセンチメンタルになってしまうのは、DeepとBloomの過去を知ってしまったからなんでしょうね。
歌詞にある「君」って、誰なんだろうとか、野暮なことを考えたりもします。
そういえば、Deepって、加藤さんによく似ていますよね(?)。
加藤さん自身が演じているんだからそりゃそうだろうよってお話なんですが、「似ている」という表現が私の中で一番しっくりくるんですよね。
役と自分を、ゆーっくり近付けていくようなお芝居が、すごく素敵だなぁと思います。
つらいことがあっても、おどけて誤魔化してみせる。
その笑顔の下にはきっと、たくさんの涙があるんだと思うと、もーこっちまで泣けてくるんですよね・・・Qちゃ〜〜〜ん(泣)
井澤勇貴さん演じるEndの持ち歌、「Circus」も爆上げナンバーで大大大好きです。
闇堕ちに定評のある(?)井澤さんですが、この曲はイントロがめちゃくちゃかっこいい。
というか、Slazyの曲って基本イントロが最高ですよね。
Drug然りSlave March然り・・・
ちょっと話が逸れてしまいましたが、今回は「なぜサーカスに魅力を感じ、惹かれるのか」を、私なりに考えたくて文字に起こしてみました。
クッソどうでもいいような自分語りもありますので、お付き合いいただける方は、そのままスクロールしていただけたらと思います。
「まるでピエロじゃないか」なんて、よく使う自虐のフレーズですが、我々にとってピエロとはやっぱり、少し悲しい道化師のイメージではないでしょうか。
以前に申し上げた通り、私は愚痴や嫌ごとを口にしたくないタイプでして・・・
口にして、自分の中で「本当のこと」になっていくような感覚が、嫌〜な気持ちになります。
誰かの陰口もものすごく気になりますし、自分のことを言われているわけじゃないのに、まるで自分のことのように落ち込みます。
"とある人"のことで、友達に「こんなことあってさ〜」と愚痴るのはわかるんですが、特定の個人のことを、誰のことを言っているかわかるように陰で言うのが、すごーく嫌なんです。
仕事上、身内を売ってのし上がる人や、しょうもない噂話で暇をつぶす人をたくさん見てきたので、絶対に自分はこんな風になりたくないという一心でした。
良くも悪くも、言葉の持つ力は偉大ですよね。
そんな自分ルールに、ガチガチに囚われてしまっている私ですが、昔「言わないことは美学じゃないからね」と言ってくれた方がいました。
図星を刺された私は、そのときすごくドキっとしたんですよね。
恥ずかしながら、本当に私の中ではそれが「美学」だったから。
おっしゃる通り、私はネガティブなことを言わないことが、「いいこと」だと思っていました。
なんなら今も思っていますし、信念ではありますが、「こだわりすぎないように」気をつけようとはしているつもりです。
そういう人に想いを馳せ、憧れるのは勝手ですが、そんな人になりたいと「自分が目指す」のは違うかなぁと。
私の発言が果たしてネガティブなことなのか、それともポジティブなことなのかなんて、受け取り方によって様々ですし、私がネガティブと判断した言葉だって、それは私の雀の涙ほどの経験に基づいて勝手に出した結論であって・・・考えるだけキリねーじゃん!!!!と、開き直ることも大事だと思いました。
2⚫︎年そこらをぬくぬくと生きてきた小娘に、そんな判断ができる経験があるかって話ですよね。
実際、失敗するときもあります。そのときは「あ〜あの言い方は失敗だった〜〜〜反省だ〜〜〜」って布団の中で一人反省会が始まるんですが・・・なんだか大人になると、反省することが増える気がしますね。
そんな私にとどめを刺す、目から鱗な一件。
名前は伏せますが、別ジャンルの推しさんの話をさせていただきますと、彼はその界隈ではアンチヒーロー的な存在で、とにかくうるさいし口調はチャラチャラしている・・・ただ、それを一種のパフォーマンスとしているような、いわゆる「そういうキャラを演じている」方です。
「俺に悩みなんてないから(笑)むしろ悩みがないことが悩み(笑)」みたいなことを平気で言ってのける方だったわけです。
誰かを傷つけるようなことも決して言いませんし、いつもさっぱりとしてケラケラと何でも笑い飛ばせるようなところが、すごくいい。
「◯◯は本当はつらいことも言いたいこともいっぱいあるのに我慢してるんだよねぇ(泣)すごい(泣)」と、そんな思いを馳せていたのですが、とある雑誌の対談で、予想外な彼の一言を目にしました。
「言いたいことは言おうかなって思ってはいますね」と。
あ、あれ〜〜〜????
まじ?????
でも、なんだかその瞬間、ホッとしました。
なんだ〜〜〜!って。
まぁ喋るのが仕事の人なので、若干ニュアンスはアレなんですけど*1、そんなんすごいかっこいいじゃないですか。
まぁ、それから、私が勝手にそんな理想を押し付けていただけなのかもしれないなぁと、反省したりしました。
しかし、幸いにも私は今でも彼のことが大好きですが、ファンからアンチになるのって、こういう流れなのかもしれませんね。
勝手に作りあげた理想像から少しでも外れようものなら、裏切られたような気になって簡単に嫌いになれてしまう。
こういうのって、芸能人に限らず日常にも潜んでいるような気がします。
彼らは私と違って、ちゃんと自分の思ったことを口にできているのかもしれない。
自分基準にものを考えてはいけませんでした。
それでも、本音を言っても、私のように彼らに惹かれる人間がいるということは、きっと「そういうこと」なんでしょう。
つまり、何も着飾らなくともありのままの自分が、すごく魅力的な人であるということ。
けど、それってすごいことですよね。
私なんてムッカーーーってくること言われても顔ではヘラヘラ笑って、心の中では「ばーかばーかぴっぴろぴ〜〜〜😜」とか思ってるのに、それを口に出しちゃうってことですよね??(極端)
うーん・・・考えられない・・・
やっぱり大衆に好かれている人というのは、そういうところから違うのかもしれませんね。
1789年から始まったフランス革命勉強してね、アンジョルラスという役柄は長いフランス革命の体現者だからリーダーだから社会的使命を感じて立ち上がったリーダーなんだからね、そこを見せてね、と言ったけど、ぼく勉強苦手なんです、って言いたそうな顔をしたので深追いしなかった。
「レ・ミゼラブル」相葉裕樹・内藤大希くん@帝国劇場20170526:片岡義朗ブログ: コントラチャンネル(片岡義朗) - ニコニコチャンネル:エンタメ
片岡さんのブログは、役者さんへの愛がビキビキ伝わるので、たまに泣いちゃったりするのですが、この記事の一文、相葉さんのいいところが詰まっていてたまらない気持ちになるんです。
ポイントは、相葉さんは「ぼく勉強苦手なんです」とは"言って"いないところです。
"言いたそうな"顔を、したんです。
いやもう・・・
ちょっとこの方・・・
相葉裕樹という男・・・
アツくないですか!?!?
だからわかんないってば
言ってしまえば片岡さんのこの一文が、今回の"説"の結論なような気がするのですが・・・感覚的なことばかりの口下手で、すみません。
裏表がない人というより、しっかり何かを"演じている人"に惹かれるのは、このピエロ理論なのかなぁなんて思います。
弱音を吐かず、グッと歯を食いしばり、何も気にしてない風に笑って見せ、他人を楽しませる道化師を演じている人は、かっこいいです。
かっこいいんです。
その笑顔を裏にある努力を、我々オタクはちゃーーーんと見ているのですから。
長ったらしく語ったところで、最後に、韓国音楽家界にもよく題材として登場するのが、サーカス・ピエロ・カジノ・トランプなどなど・・・
どれもオタク心をくすぐるものばかりなので、この場をお借りして少し紹介させていただこうと思います。
各グループへの思いを語り出したらきりがないので、ザッと。
エンディング曲としてお楽しみください。
それでは、わーわー言うとります、お時間です、さようなら!*2
SPEED – Don’t Tease Me (놀리러 간다)
Sunny Hill (써니힐) – Midnight Circus
Block B – Jackpot (잭팟)
ちなみに、一番目立っているバチくそヤンキーのお兄さんは、山田裕貴さんに似ていると、その界隈では一時期話題になりました。
※なんと本人公認
*1:ここでいう「言いたいこと」とは、彼自身のことと言うより、あるトピックスに対しての意見・感想のようなものだと思われます
ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』 〜私は正しい!完全に正しい!〜
2018年、ベリベリハッピーになれる、"ミュージカルオブ・ザ・イヤー"ならぬ、『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』を観てきました。
99.9%笑って、残りの0.1%でちょっぴり泣けるような、そんなハッピーしかないラブコメディ。
誰も不幸にならないし、悪いヤツは一人も出てこない。
〜例によって例にごとく、相葉裕樹さんを称賛する会のはじまりはじまり〜
<ストーリー>
その年の最も輝いた女性に贈られる賞“ウーマン・オブ・ザ・イヤー”の授賞式を控えた人気ニュースキャスターのテス【早霧せいな】。お互い一目惚れでスピード結婚した風刺漫画作家・サム【相葉裕樹】との新婚生活をスタートさせ、公私共に順風満帆の筈だったが・・・!?バリバリのキャリアウーマン(バリキャリ)道まっしぐらのテスは、何よりも仕事が最優先。気付けばサムとの関係には亀裂が生じ、早くも離婚危機に陥ってしまう。愛するサムの事は大切にしたい、でも今まで築き上げてきたキャリアは絶対的なもの。そんな時、テスが取材をした亡命中の有名バレエダンサー・アレクセイ【宮尾俊太郎】の思いがけない決断が、彼女の心を大きく突き動かす。家庭と仕事、女性の本当の幸せは、果たしてどちらにあるのか?キレっ切れのテス・ハーディングが目指すパーフェクトな人生とは・・・
私は、HUNTER×HUNTER芸人での宮田さん現象*1を味わった。
結婚と仕事の狭間で、主人公・テスが苦しむシーンは、同じ女として見ていてつらいものがあります。
それでも、悩みに悩んで出した結論がテスらしくって明るくて、すごくコミカルな笑えるシーンのはずなのに、急に視界が狭くなっていつの間にか涙が・・・
宮田大明神様!!こういうことですね!!!!
わかりやすく悲しいシーンより、"そういうの"に、弱いです。
そういう感動って、そのシーンだけ見てもわからないんですよね。
観客は、早霧せいなさんの演技を通してテス・ハーディングという女性の人生を見てきたから泣けてしまうんだと思います。
時間にして2時間55分・・・たった2時間55分の間に、テスの人生まるっと知ったような気になれる舞台でした。
「仕事と私どっちが大事なの?」問題
ウーマン的に言うと、「仕事と僕、どっちが大事なんだよ!cv.相葉裕樹」ですが。
ただ、テスの秘書・ジェラルド役の今井さんもおっしゃっていましたが、この作品は仕事と結婚の両立という特定のテーマだけではなく、もっとふわっとした、「人として」というような、本質的なところを描いているように感じました。
それがサムの最後の台詞、「"テス・ハーディング・クレッグ"を目指してみないか?」に繋がるんじゃあないかと。
男も女も超えた、ただ一人の人間としてどう生きるかを、考えさせられる作品でした。
「私は正しい!完全に正しい!」 〜テス・ハーディングの場合〜
やっぱり、清々しいくらいの肯定はスカっとします。
爽快です。
本当にそれだけ努力しているし、実力も伴っているから。
完全に正しい!って、すごいパワーワードだと思います。
しかし早霧さん、宝塚時代は男役だったと感じさせないくらいキュートな女性を演じてらっしゃいました。
テス、すっっっごく可愛いんですよ。
女性の社会進出を取り上げるような作品の主人公なんて、「かっこいい」と思うじゃないですか。
もちろん、かっこいいのは大前提なんですが、何より、可愛い。
何というか、女としてじゃなく、"人として"可愛いんです。
先にも申し上げた通り、仕事と結婚との両立に悩んで、サムとうまくいかなくなってしまうシーンがあるのですが、悩むまではよくある話だと思うんですけど、「悩むくらいならやってみよう!」って結論にたどり着いちゃうのが、テスの素敵なところです。
というか、悩んでいるシーンも全然ジメジメしてない。
悩み方すら清々しい。
ロシアのバレエダンサー・アレクセイ役の宮尾さんとの掛け合いが、最高に笑えます。
違うタイプの天然がぶつかり合って化学反応を起こしてるの、側から見ていてめっちゃ面白い。
でも、テスがアレクセイの決断を聞いてハッとするあのシーン、すごくいいんですよね。
テスのいいところは、自分をしっかり持っているけど、周囲の意見にもちゃあんと耳を傾け受け入れるところです。
それは、自分の未知に触れたとき「なぜ?」「どうして?」の気持ちが前提にあるからなんですよね。
疑問に思うことを忘れてしまうのは、悲しいことなので・・・
"精神的に向上心のないものはばかだ"が頭を過る。
「まず行動!それでダメなら仕方ない」というスタンス、すごーくサッパリした男気があっていいですよね。
女らしさの中にキュートさを兼ね揃えているなんとも爽快で魅力的なテスは、「早霧さん、これ地でやってんじゃ・・・?」と感じさせるくらいはまり役でした。
オチはいつだって「それが・・・何?」 〜サム・クレッグの場合〜
ウーマンに限ったことではないんですが、相葉さんって、どうして現れるだけで舞台をキラッッッキラしたものにしてしまうのでしょうか。
まだ二人が出会う前、ニュース番組でテスが自分の職業である風刺漫画家を批判するのを聞いてしまって、テンションだだ下がりの仲間たちに「こんなの忘れてみんなで楽しくポーカーしようぜ」と明るく促すけど内心ガン切れなシーン、「っぽいわ〜・・・」って感じです。
そんな激おこシーンの直後、テスに一目惚れする流れは見所ですよね。
早霧さんのコミカルな演技とマッチして、会場の爆笑をかっさらっていました。
「僕が望むのは、君の人生に僕の居場所を少しだけ残しておいてくれることなんだよ」
難しい曲が多いと、公演前はおっしゃっていましたが、歌もすっごくよかった。
相葉さんの歌声の好きなところは、変にツヤをつけていないところです。
しゃくりをたくさん入れる歌唱が個人的にあまり好みではないので、相葉さんみたいに、譜面通り真面目〜に歌う方が好きです。
空気をたくさん含んだように聞こえる歌声も、聴いていて心地いいです。
「結論から先に決めてしまうことが、お前の癖なのかもな」と、バー・インクポッドの店主・モーリーに言われるシーンがあるのですが、このセリフ、ズシーーーンときました。
どちらかというと私もそのタイプなので・・・
先に結論を決めて、その結論に行き着くためにはどうしたらいいのかとCPUをフル稼動させるのですが、サムももしかしたらそうなのかもしれませんね。
それがいいのか悪いのかはまた別の話ですが。
自身が産み出した漫画のキャラクター・カッツに話しかけるシーン、もう一人の自分と話しているようで、オトコノコだな〜ってキュンとします。
でもあぁやって自分の気持ちを整理するのって、すごく芸術家っぽいです。
そう思えば、すぐ周りが見えなくなるくらい何かに夢中になってしまうところは、実はテスとサムは似た者同士なのかもしれません。
そして、本公演の見所の一つと言っても過言ではない、相葉さんと宮尾俊太郎さんのキスシーン。
まさか、初めて生で見る相葉さんのキスシーンが、元宝塚男役のイケメンすぎる女性と、身長180超えの美形男性バレエダンサーとだなんて、思ってもみませんでした。
途中から私、宮尾さんが出てくるだけでツボっちゃって大変でした。
顔がいい人がぶっ飛んだことやってると、めちゃくちゃ面白いですよね。
楽屋が同じなので、一緒にいる率が高くて嬉しい。
あと、今井さんがイケオジすぎて、初めは三枚目な役かと思いきやただのリアコ製造マッスィーンでした。
めちゃんこかっこいいオジサマです。
これから観に行かれる方は、テスがポイズンクッキングをしているときの今井さんをぜひ見ていただきたいです。
超かっこいいので。
本当はキャストのみなさん一人一人熱く語りたいくらいなんですが・・・諦めました。
自分がそのとき感じたことを忘れたくないと思って始めたブログですが、記事を書くのってものすごく体力使いますよね。
きっちり観劇レポ書かれている方、本当に尊敬します。
帰りの飛行機、2代目のCrystalを聴いていたらなんだかボロボロ泣けてきて、情緒不安定なオタクになってしまった。
今の相葉さんと、全然変わらない少し中性的な顔。
みんな卒業して自分だけ残るのが寂しくて心細くて、大きくて頼もしい城田さんの腕にすっぽりと収まってしまった細っこい体。
子どものような泣き方で、「・・・がんばる」と、どう頑張っていいのかもわからないような不安げな顔で呟いた声。
強がったようなはにかみが、不安でいっぱいだったんだろうな、と何度見てもじんとしてしまいます。
そんな、相葉さんの大好きなところが詰まっているDreamLive3rd。
家に着いたら見返そうかな、なんて、センチメンタルな気持ちになってしまいました。
私は2006年の"相葉くん"には直接会えなかったし、もう会うこともできない。
でも、その10年後、若き革命家を演じる29歳の"相葉さん"に出会うことができたから、こんなに好きになったんじゃないかなぁ、なんて、そう思うのです。
血の滲むような努力は
きれいな一筋の汗になる*2
twitter.com【相葉裕樹】#ウーマンオブザイヤー 大阪千穐楽を無事にむかえることができました。ありがとうございました!そして6/1からはTBS赤坂ACTシアターにて上演です⸜( ॑꒳ ॑ )⸝ サム&カッツにも会いにきてください♪*゚ とても可愛いナンバーがありますよ!
— グランアーツ (@Gran_Arts) 2018年5月27日
お待ちしております。
「それが何?!」 pic.twitter.com/q5ULasijsZ
*1:Kis-My-Ft2宮田俊哉さんが、HUNTER×HUNTERの敵キャラであるメルエムの最期のシーンを読んでいたとき、文字が見えづらいと思ったら気付かないうちに涙が出ていたという筋金入りのオタクであることを証明したエピソード
推しを「推し」て欲しいし、「推し」たいという話
自分の推しさんの話でなくても、いろんな方のダイマ記事を読むのが好きです。
個人的には、無条件にべた褒めしているブログが好きです。
気持ちいいくらいの肯定は、読んでいてスカーーーっとします。
「好きだからこそ悪いところを指摘する」みたいなのは、人の目のつくところや形に残るところであまりしたくないタイプです。
言葉にしてしまうと自分の中でそれが"本当のこと"になってしまうんですよね・・・
良いところよりべったりと色濃く心に残ってしまうので、人のことをそんな風に思いたくなくて、気をつけるようにしてます。
「愚痴」だと、またちょっと違うんですけどね。
愚痴は聞いていても読んでいても、全然苦にならないです。
というのも、愚痴は根本的に"愛情"からきているものが多いので、聞いている側としては「話し手の個人的な感情の話」として頭に残ると思うんですけど、前者は「話し手・聞き手以外の第三者(ここでいうと指摘の対象となる「推し」)の話」として頭に残るので、それが悲しいんです。
要はすべて、「言い方」なんですが。
愛情のない自分が気持ちよくなりたいだけの指摘は、意外と聞き手にも伝わっているものですよね。
何言ってんだお前って感じですよねこれ・・・感覚的なものなので、自分でも表現するのが難しいです、すみません。
自分の言葉で誰がどんな感情になるかを必要以上に考え込むタイプなので、何か一つ言葉にするのも、すごーく疲れます・・・
ちなみに、この性格で得したことはないです。
前置きが長くなりましたが、相葉さんのお話をしたいと思います。
完全にド…なので、語るのすら恐れ多いのですが、付き合ってやってもいいぞという心の広い方は、このままよろしくお願いします。
お題、お借りしました。
俳優さんの名前は?
相葉裕樹さん。30歳とは思えないキラキラオーラの持ち主。光属性。
その俳優さんを好きになってどのぐらい経った?
知ったのは二年前くらいですが、推しさんと呼べる存在になったのは、もうすぐ一年くらい。
どういったきっかけで好きになった?初めて知ったのは?
きっかけはいつぞや申し上げた通り、戦国鍋。
いつも綺麗に整えられたふわふわの髪を振り乱しながら、なかなか見られないおでこを出し、目と眉を近付け、声をひっくり返しながら全力で歌う相葉さんが、めちゃんこかっこよかったんです。
相葉さん演じる竹中半兵衛に、「あれ・・・?なんかかっこよくない・・・?」とざわざわした感情を抱き始め、レミで完全に堕ちました。
知ったのはテニスです。
好きな作品とオススメの作品を教えて!
ミュージカル『テニスの王子様』
今さら私が言わずとも、ですが、やっぱり相葉さんと言えばテニミュですよね。
ただ、一番「不二先輩だなあ」と思ったのは、奇しくも卒業後に急遽ピンチヒッターとして出演が決まった、全国氷帝公演です。
温和で腹の底では何を考えているか分からない笑顔が、すごーく不二先輩らしい。
ビジュアルだけだと立海公演(SecondService)のときが一番似ている気がするんですが(作画がいい)、「男らしい不二くんになっちゃった」とご自分では言われてましたね。
めちゃんこ可愛いのは氷帝公演(関東大会)の相葉さんです。
城田さんとの身長差が最高にきゅんとくる。
いまだに可愛い。
twitter.comはい!2代目不二周助くんですよー
— Yu Shirota(城田優)🇯🇵🇪🇸 (@U_and_YOU) 2017年6月19日
萌えー
不二萌えー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ pic.twitter.com/bfRSxGFrik
ミュージカル レ・ミゼラブル
しつこいですが、相葉アンジョが大好きなんです。
青くさくてどこか余裕のない、若さゆえの刹那を感じる儚い革命家でした。
金髪碧眼の天使様、私の理想のアンジョーラが舞台に降り立った瞬間の、あの花火が上がったような心臓が跳ねる感覚・・・忘れられません。
アンジョは強い、かっこいい、逞しい・・・わかる!!わかるけども、私にとっては何より、
絶世の美青年であってほしかったんです!!!!
実際、原作とビジュアルは少し違いますが、小さい顔に長い足、そして持ち前のキラキラを舞台上で振りまく相葉さんは、私の理想のアンジョルラスでした。
「顔がいい」って、本当に正義だと思う。
アニメ「新テニスの王子様」
声のお仕事から一つ。
声優としての相葉さんは、マジェスティックプリンスの方が一般的かもしれませんが、何よりこちらはキャラソンが最高。
私がテニスオタクでもあるからかもしれませんが、数あるテニプリキャラソンの中でイチ押しの一曲です。
この相葉さん演じる入江奏多という人物は、対戦相手に敢えて実力を見せず、試合中に一人舞台を始めるというとてもギャグセンスの高い魅力的なキャラクターなのですが、2013年の相葉裕樹は、やっぱりすごい。
なんといっても、ビジュアルが神。
テニフェス2013の、髪を入江先輩のようにふわふわさせて、U-17の白ジャージを着た相葉裕樹、王子様すぎる。
そして先日発売された新テニスの王子様キャラブック、23.5巻での入江先輩。
今一番ほしいものが10.5巻(2013年発行)では「ジャズコンサートチケット」だったのが、この度めでたく「帝劇のチケット」になっているわけですが、これはどう反応するのが正解なんでしょうか。
どんなところが好きなの?
アツいところです。
マイペースに見えて、そのはにかみの下に熱い闘志を燃やしているところ、すごくかっこいいと思います。
あまり努力しているところを見られたくないっぽいのもいい。
あと、すぐ顔に出るところです。
お酒飲むと語り出しちゃうのも、「あ〜普段我慢してんだな〜」って胸がきゅっとなる。
応援してて良かったって思う時はある?
もっと長く応援していたら、胸を張って言えるようなエピソードがあるんでしょうが・・・
今はやっぱり、舞台で輝いている姿を見るときですかね。
それも、最高に輝いている瞬間に立ち会えたとき。
長丁場になると調子の悪い日にも立ち会うので、それがバシッとうまくいくと、内心よっしゃ〜〜〜〜〜!!!!!って手に力込めてガッツポーズしてます。
好きな俳優さんにどんな役をやってもらいたい?
中性的な艶っぽい役なんて、見られたらなあと思います。
三浦春馬さんのキンキーブーツよかったですし、黒執事の植原卓也さんも大大大好きなので、そういうのもアリなんじゃないかと思うんですが、相葉さん的にはどうなんでしょう。
推し以外に好きな俳優(純粋に気になる、気が向いたら追ってる程度でOK)はいる?
加藤良輔さん。
SLAZYシリーズで好きになりました。
お顔がすごくタイプです。
あぁいう小動物っぽい顔に弱い。
綺麗に通った鼻筋と、化粧映えのするスッとした目元がすごく好きです。
ほぼ毎日更新してくれる、キラキラしたブログも魅力的。
芯のある姿勢のいいダンスも好きだし、少し鼻にかかった甘い歌声も好きです。
ネガティブなことは決して言わない、明るく振る舞うその人柄も、すごく、すごく、いいです。
人間デキすぎじゃね?って思う。
難しいこともさり気なくこなしてしまうものだから、その凄さがなかなか伝わらず、少し損してしまうようなところがまた愛しい。
あまり観る気のなかった舞台も、加藤さんの名前を見かけると、観てみようかな〜ってなります。
あなたにとっての推しとは
もちろん夢を見せてくれる存在でもあるのですが、相葉さんを見ていると「自分も頑張らなきゃな」と思わず襟を正してしまう。
自分の生き方を、省みるチャンスをくれる存在な気がします。
最後にその俳優さんのことを軽くプレゼン
今さら私なんかがプレゼンするような俳優さんではないのですが、"テニミュの不二先輩"のイメージで止まっている方は、ぜひ帝国劇場に足を運んでいただけたら・・・と思います。
ガラッとひっくり返してくるので。
あんなにバクステでちょけてたカメラ小僧が、カテコで真面目に挨拶とかしてるので。
それでいて、一度舞台を降りれば、おバカなこともこなしちゃうお茶目さん。
求められたことにはちゃんと答えます。
本当に、私なんかが言うまでもない俳優さんなので恐縮なんですが、今まで相葉さんとはご縁がなかった方のきっかけになれたら、嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
4:14〜相葉さんカテコ挨拶
twitter.com稽古場でのラスト稽古が終了しました😊🎉さっきまでセットが組まれていた稽古場は、スタッフの皆さんの力でまっさらに✨#ウーマンオブザイヤー カンパニーは大阪に向かいます🏃💨開幕まであと6️⃣日❣️ pic.twitter.com/1uWr8aRIiT
— ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』公式 (@WOMAN_2018) 2018年5月13日
初日まであと6日。
た〜の〜し〜み〜〜〜!!!!
神対応とはなんぞや(接触イベントについて思うこと)
Kドルちゃんはファンとの"近さ"が売りなので、CD・DVD買えば買うだけ接触できたりするんですが、若手俳優の接触って、そういう感じじゃないんでしょうか。
熱病のようにKドルオタクしていたときは、馬鹿みたいに円盤買って馬鹿みたいに周回していました。
イベント後半は、時間内に回りきれるのかという焦りで、汗だくになりながら一人運動会シジャケ〜〜〜!🏃♂️
俳優さんのスタンスにもよるんでしょうが、私が今まで経験した接触イベントは(私がただはいゆ沼に無知なだけでしょうが)、とてもじゃないけど剥がされながら、「また来るね〜」とか、言える雰囲気ではありませんでした。
ただ、一回が丁寧なので、逆に何を話したらいいのかわからなくなるんですよね。
以前も少しお話しましたが、隣国の推しくんは世間一般的に言うと、いわゆる「塩対応」のアイドルでした。
でも私は彼に対して、ただの一度もそう思ったことはありません。
では反対に、神対応とは何なのか。
「塩対応」は、アイドルの握手会などにおける素っ気ない(ファンとしては残念な)対応を指す表現としてしばしば用いられる。単に「塩」と呼ばれている場合もある。この「塩対応」に対して、ファンを大事に扱う真心が感じられる対応は「神対応」などと呼ばれる。
この、"真心"という言葉が、私の中で一番しっくりきた表現です。
推しくんのことを塩対応だと言っていた方は、きっと、彼に求めた真心が、彼が伝えようとした真心とは違ったんだと思います。
彼は、ファンにハグをしない。
嘘でも"好き"だと言わない。
握手だって両手でふわりと包んでくれるだけ。
甘い言葉を囁いて、ギュッと抱きしめてくれて、恋人繋ぎをしながらゆっくり話を聞いてくれるような子を追いかける方からすると、物足りなかったのかもしれない。
確かに正しい。
それも、支払った対価に見合うサービスを求めた結果です。
そしてその気持ちも、非常によくわかります。
私も若い頃は、そういう気持ちで接触に臨んでいました。
言ってしまえば、"見返り"を求めていたわけです。
でもあるとき、ふと気付いてしまったんです。
「これ、自分がされたら嫌じゃん・・・」と。
"そういう場"だとはわかっていても、何の挨拶も無しにいきなり知らない人から「◯◯やって〜!!」と食い気味におねだりされたら・・・と考えたとき、私なら、いい気持ちはしないだろうなぁ、と思ったんです。
なんだか、見世物にされているみたいで。
あくまでも"私は"です。
推しくんがどんな気持ちで受け取っているかはわかりません。
いざその立場になったら、また違った感情なのかもしれませんしね。
でも、今の私が自分がされて嫌だと思うなら、もう好きな人に対してはできないな、と思ったわけです。
もちろん、そういうつもりで言っているわけではないのもわかっていますし、それも一つの愛情表現なんだとも思います。
そして、(私が推しくんとはそんな関係性を築けなかっただけで、)芸能人とファンとの間で、そういう、恋人同士のような対応をしてくれる関係性が、きちんと出来上がっている方だっていると思います。
ただ、そういう方も、不躾に「何かをやって!」と推しくんにお願いするんじゃあなくて、きっと人としての筋を通して、また、それだけの対価を払ってそういった関係性になれたと思うんですよね。
そう思ってからは、「あぁ、私は自分のことしか考えてなかったのかな〜」と、今までの自分が恥ずかしくなり、推しくんとの接触は、友達同士のような他愛のない話をするようになりました。
この方が情緒も安定するし、何より楽しい。
めっちゃ楽しい。
冒頭にも申し上げた通り、一回の接触イベで何周もしますが、正直、一回目のためだけに行っていたようなものでした。
一回目、顔を合わせたとき、まだ覚えててくれた!という安心を得られれば、それで満足だったんです。
積んだら積んだ分ちゃんと覚えてくれる、何時間も立ったまま笑顔で手を差し出してくれる、話の途中で剥がされても出口まで一生懸命答えを投げかけてくれる、そしてイベント最後の回、「今日は一日お疲れさまでした」とお互い深々とお辞儀して終わる推しくんとの接触は、間違いなく真心が感じられる、私にとっての"神対応"だったのです。
同担拒否かと言われると、そういうつもりではなかったんですが、当時仲の良い子に同担はいなかったので、無意識のうちに避けていたんだと思います。
同担の接触の話はなるべく聞かないようにしてたし、 仲間内で「こんな嬉しいことがあったんだよ」なんて泣きながら報告したら、「よかったね、△△ちゃんほんと◯◯のこと大好きだもんね」って嘘でもいいから言って欲しかったし、また、自分も友達にそう言いたかった。
まぁ、そんな小さなコミュニティの中でしょーもない承認欲求を満たしても、「でも彼女いるんでしょ?」の一言で、簡単に死ねるわけなんですがね????
そういう推し方に少し疲れ(面倒くさくなって)、まぁ以前もたいしたことはなかったんですが、ゆるいオタクになり、若手俳優もゆる〜〜〜く追っているわけですが、隣国の推しくんを好きになって初めて接触したときのことを思い返すと、今でも胸がきゅう、となる。
目線を合わせようと顔を見上げた私に、「こんにちは〜!名前は?」と手を差し出し、人と人との"始まり"からアイドルとファンの関係性を築こうとしてくれた彼の真心は、やっぱり好きだな〜と思います。
彼が私を人として扱ってくれたから、私も彼と、人間らしい血の通ったやり取りをしたい。
恋に落ちる音を聞いたことがあるか
「推しさんを好きになった瞬間は?」
と聞かれたとき。
二人の私が頭の中で語り始めます。
「ん〜わかんないけど〜〜〜気が付いたら好きになってたかナ〜人間性なんてじっくり付き合って見えてくるものだし、何より好きになるのに理由はいらないジャン?」な私と、「◯◯の△△公演、"〜〜〜〜"ってセリフを言ったときのあの表情!!ここここ!!ここじゃ!!0:52で一時停止して!!!!」な私。
推しさんによってこの"私"はシフト制で交代してきますが、どちらかというと後者パターンが多いです。
対して、特に好きになった瞬間というものを明確にさせない方もいらっしゃると思います。
ただ、そんな方もきっと、ハッとした瞬間ってやつは、あると思うんです。
少し昔話をしますが、Kドル好きにはお馴染み、「WHO IS NEXT」通称"WIN"というサバイバル番組。
このプロジェクトは、日々トレーニングを重ねるYG ENTERTAINMENTに所属する練習生11人が、『TEAM A』『TEAM B』の2チームに分かれ、パフォーマンス、歌唱力、キャラクターなど、練習生の全てを見た、一般の視聴者の100%の投票によって選ばれたチームのみが、プロジェクト終了直後にデビューできるというもの。
以下、本番組中での、BIGBANG先輩のありがたいお言葉。
テソン:Bチームの方が上手いと思いますが、心が傾くのはAチームです
G-DRAGON:Bチームはチームワークもよくて全体的にいいんですが、完璧にまとまっているので見る人がすごいなと思ってそれで終わりなんですが、Aチームはまとまってはいませんがだからこそ応援したくなるので、面白くて可愛いので見守りたくなるというか、ある意味魅力といえるところだと思います
[ WIN : WHO IS NEXT ] episode 6_ 첫번째 배틀의 결과는?! - YouTube
わかる〜〜〜!!!!
例に漏れず、私は人間臭いAチーム*1推しでした。もちろんBチーム*2も大好き。
オタクあるある、「上手い」=「好き」では、ない。 「わぁ〜すごい上手〜い!・・・好き〜!」とは、ならないと思うんです。
私はどちらかというと、少しかっこ悪いというか、いや、"かっこ悪い"は少し表現がよくないかもしれませんが、そのかっこ悪いことを全力でやっている姿って、びっくりするくらいかっこいいんですよね。
そんなときにピキーーーーーン(恋に落ちる音)とくることが多いです。
そこで思い返すのが、私が相葉さんに"ハッとした"ときのこと。
それは、かの有名な戦国鍋TV、武士ロックフェスティバルでした。
の、シマバランでも、天正でもなく、兵衛'zです。
いつも綺麗に整えられたふわふわの髪を振り乱しながら、なかなか見られないおでこを出し、目と眉を近付け、声をひっくり返しながら全力で歌う相葉さんが、めちゃんこかっこよかったんです*3。
大人なると"かっこ悪い"こと、できないです、なかなか。
人間は学習するから、何をしたらかっこ悪いかって、嫌でもわかってきてしまうんですよね。
変な見栄とかプライドとかですぐブレーキがかかって、がむしゃらになる気力もないし、周りからどう見られているかばかり気になって、すましてカッコつけちゃって、恥をかく度胸もない。
踠いて、恥晒して、そこでやっと得られるものもあるはずなのに、歳だけ下手に食ってるものだから"失敗"して自分の人生を根底から否定された気になるのが怖くて・・・
大人になると失敗が許されなくなるから、仕方ないところもあるんですが。
若いころはそもそもそんなことを考えるわけもなく、自分がかっこ悪かったことに最後まで気付かない。
いや、それが正しいのかもしれません。
自分が気にするほど、人は自分に興味がないし、見ていない。
自分に無いものを持っている人は、魅力的です。
だから、惹かれるんでしょうね。
テニスでは2nd氷帝が、この"かっこ悪い"という美学を体現しているなぁと思っていました。
氷帝は、ぱっと見ちょっといけ好かない苦労知らずのお坊ちゃんなのに、実はすごく不器用でアツく泥臭い努力家たちの集まりというのが魅力的なところだと思っているんですが、2ndの彼らは、そんな私の思い描く氷帝像だったんです。
シリアスとギャグがとても良い塩梅で、リアルタイムで原作を読んでいた当時の感情が蘇り童心がくすぐられたものです。
「もーやだこの人たちバカすぎる」という気持ちになるなんて、なんだかすごく二次元っぽいですよね。
twitter.comまさかの日吉会です!
— 伊勢大貴 (@isedai0515) 2018年4月26日
合言葉は下剋上だ!!! pic.twitter.com/m7Vi8d91pu
個人的なイメージですが、
河合さんの日吉くんは、"下剋上"という言葉が跡部様個人に対してじゃあなくて、もっと広い括りで上を目指してそう。
細貝さんの日吉くんは、跡部部長しか見えていなくて、「よしよし、そんなに頑張らなくても大丈夫だよ〜〜〜」ってしたくなる。
伊勢さんの日吉くんは、跡部部長は割とクールに意識して、どちらかと言うと鳳長太郎という幼馴染をライバルとして意識している気がする。
内海さんの日吉くんは、跡部部長みたいになりたいって気持ちが漏れててしまってて、褒められるとわかりやすくバックに花が飛んじゃうタイプ。
"負ける"ことは、"かっこ悪い"に繋がる条件の一つですが、日吉くんにファンが多いのも、彼が勝てない選手だからかな、なんて、怒られちゃうかな。
「いい奴なんてモンは臆病なだけだ
波風立てたくないだけ」「遠慮する前にもっと 努力しろ!」って
小3の俺は書いている」
うわ〜〜〜・・・刺さる〜〜〜〜〜
"いい人"でいたいと、常に自分の気持ちを飲み込んで楽してる人間には、クる。
ちゅうがくにねんせい、すごい。
日吉くん、だからかっこいいんだよね。
たくさんの"かっこ悪い"を経験して、"かっこいい"を手に入れたんだと思います。
失敗が許されるうちにたくさん失敗して、"かっこ悪く"ありたい。
以上、何年経っても仕事がしんどい社会人女の独り言でした。
たった数年Kドルから離れただけで、出演者知らない子たちばっかりになってしまった・・・
3:43〜のオジサンたち、可愛い。